ページ番号1006991 更新日 平成30年3月5日

企業トレンド:ガスシフトと石油シフト

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レポートID 1006991
作成日 2009-10-23 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 天然ガス・LNG非在来型
著者
著者直接入力 市原 路子
年度 2009
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 企業トレンド:企業トレンド:油ガスシフトと石油シフト2009年10月20日調査部市原 路子市原 路子内容限られた資源アクセスの中での企業の選択1 背景:ガスと石油1.背景:ガスと石油需要面、埋蔵量面、開発技術面、下流との関係、価格面2.スーパーメジャーのガスシフト3.最近の事例:石油特化とガス特化事例石油特化とガ 特化最近(1)加EnCanaの分社化〈2009年11月予定〉(1)加EnCanaの分社化〈2009年11月予定〉(2)加Suncor統合〈2009年8月実施〉(3)米シェールガス企業(3)米シェ ルガス企業(4)地域メジャー伊ENI4 まとめ4.まとめ12P.背景:石油とガス1)需要成長ポテンシャル石油<ガスAIEA(2008)の2030年までの長期見通しA.IEA(2008)の2030年までの長期見通し石油1%増 ガス 1.8%増 (年率)BExxonMobilの2030年までの長期見通しB. ExxonMobilの2030年までの長期見通し石油0.9%増 ガス1.8%増 (年率)⇒石油ガス2)埋蔵量ポテンシャル石油<ガスExxonMobilアニュアルレポートより在来型資源の埋蔵量比較、そのほかに非在来資源(オイルサンド、オイルシェール、シェールガス、コールベッドメタン・・・・)も膨大2005年末の世界の石油資源量評価(出所:石油鉱業連盟 2007)2005年末の世界のガス資源量評価(出所:石油鉱業連盟2007)(億バレル)12,00010,0008,0006,00040004,0002,000-北米アフリカ中東旧ソ連北米アフリカ中東旧ソ連北米ラテンアメリカアジア太平洋東欧西欧アフリカ中東旧ソ連北米アフリカ中東旧ソ連既生産量確認埋蔵量(38年)埋蔵量成長(16年)未発見資源量(14年)()内は可採年数(TCF)7,00060006,0005,0004,0003,0002,0001,000-北米アフリカ北米中東アフリカ中東旧ソ連旧ソ連北米ラテンアメリカアジア太平洋東欧西欧アフリカ中東旧ソ連北米北米アフリカ中東旧ソ連既生産量確認埋蔵量(51年)埋蔵量成長(30年) 未発見資源量(17年)()内は可採年数1.背景:石油とガス3)開発技術の高度化/多様化(上流事業の細分化)3)開発技術の高度化/多様化(上流事業の細分化)在来型油・ガス田 陸上⇒浅海⇒深海・極地非在来型資源開発石油 オイルサンド(露天掘り SAGD法など)石油:オイルサンド(露天掘り、SAGD法など)、シェールオイル(米Bakken Shale)、オイルシェール、ガス:タイトガス、シェールガス、コールベッドメタンガス:タイトガス、シェ ルガス、コ ルベッドメタン〈シェールガス生産技術〉〈オイルシェール生産技術:〉例:ShellのIn-Situ Conversion Process法(米国で実証中、ヨルダンで適用)JOGMEC作成加熱してケロジェンの熟成を促進Shell資料より34P.背景:石油とガス4)下流事業との関連性一部で強まる非在来石油開発:合成油の精製(アップフレーダー)、受入可能な製油所LNG 開発:LNG受入基地・気化設備の設置ガス開発:長距離パイプライン敷設、Gas-to-Liquid5)石油価格とLNG(ガス)価格の分離原油及びガス価格原油及びガス価格(石油:ドル/バレル)14012012010080606040200月20011年年7月20052001データ出所:米国エネルギー省ホームページ月2003月2003月2002月2002月2004月20041年1年年77年1年年7米国WTI原油価格米国WTI原油価格米国の天然ガス価格(ヘンリーハブ価格)(ガス価格:ドル/百万BTU)252020151010501年月2005年7月20061年月20067年月2007年1月20077年月2008年1月20087年月20091年月2009年月75新SuncorEnCanaガスと石油に分社化(2009/11末)BGBGDevonAnadarkoApacheOccidentalTalisman新EnCana(ガス)HessMarathonChesapeakeXTO EnergyCenovus(石油)WoodsidePetro-Canada(2009/8)(2009/8)Nexen1,000800600600400200e/d)生産量(千BoEnCana分社化後とSuncor統合後のポジション001,0002,0003,000埋蔵量(百万boe)4,0005,000*埋蔵量及び生産量は2007年末。*EnCanaを分社化した新EnCana及びCenovusは、発表されている分社計画資料より。Petro-Canada買収後の新Suncorの埋蔵量及び生産量は2008年末の各社の埋蔵量、及び2009年第2四半期の各社生産量を単純に加算したもの。0010,00020,00030,00040,000埋蔵量(百万boe)6データ:各社アニュアルレポート等より石油企業の規模比較 2007年度末(縦軸:生産量, 横軸:埋蔵量)埋蔵量/生産量=10年ExxonMobilBPBPスーパーメジャース パ メジャShellChevronConocoPhillipsTotalPetrobrasStatoilHydroEniRepsol-YPFEnCana中堅企業45004,5004,0003,50030003,0002,5002,0001,5001,500千boe/dd)生産量(1,000500Q.スーパーメジャーのガスシフト「石油メジャー」から「ガスメジャー」へ 埋蔵量ガス比 5割近くにShell, ExxonMobil 先導Total, Chevron, ConocoPhillipsも顕著顕著先導p,,,埋蔵量に占めるガス比率 生産量に占めるガス比率65%60%55%50%45%40%35%30%25%20%CPhilli BP Chevron ConocoPhillips ExxonMobil Shell Total 6社全体 Shell ExxonMobil BP6社全体50%45%40% Total ConocoPhillips35% Chevron30%2 %25%20012002200320042005200620072008 BP Chevron ConocoPhillips ExxonMobil Shell Total 6社全体 ExxonMobil Shell ConocoPhillips6社全体 BP Total ChevronChevron以外の埋蔵量データは、SEC(米国証券取引所)基準で埋蔵量計上が認められていないオイルサンド分を含む数字。Chevronはオイルサンド事業分(2007年末 436百万バレル)を記載してきたが、2008年末の埋蔵量値では採算性への懸念から記載を見送っている(同社アニュアルレポートより)。200120022003200420052006200720087データ:各社アニュアルレポート等より2.スーパーメジャーのガスシフトShell・収益性の低い石油下流部門(資産・収益性の低い石油下流部門(資産及び取引量)の縮小を進める。・石油一貫操業からLNGビジネスを中心にガ シ ト中心にガスシフトLNG事業への主要参加(生産中・開発中のみ)企業Shell ExxonMobilTotal BP Chevron ConocoPhillips 参加国・プロジェクト名ナイジェリア、オマーン、サハリン2、カタールガス4、ゴーゴン、マレーシア、ブルネイ、NWSカタールガスⅡ、ラスガスⅡ、ラスガスⅢ、サハリン1、ゴーゴン、インドネシア(アルン、ボンタン)ネシア(アルン、ボンタン)ナイジェリア、イエメン、カタールガスⅡ、アンゴラ、ノルウェー)、アントリニダード、インドネシア(タングー)、アンゴラ、アブダビグラ、アブダビアンゴラ、ゴーゴン、NWSダーウィン(豪)、カタールガスⅢExxonMobilのポートフォリオ2009年3月資料各種資料より作成上図:各社の投資家説明資料より82009年3月資料R.石油特化とガス特化1)EnCanaの分社化による改革会社概要:北米最大の中堅企業(約75万boe/d 埋蔵量32億バレル) 非在来資源の開発を中心にした上流専業の会社北米最大の中堅企業(約75万boe/d 埋蔵量32億バレル) 非在来資源の開発を中心にした上流専業の会社分社化の概要:在非在来型ガス企業EnCana(GasCo)社と非在来石油開発案件をコアとする石油一貫企業Cenovus社に分割在案()背景 石油とガスの価格差が広がり 企背景:石油とガスの価格差が広がり、企業評価が過小評価。目的:長期的に企業価値を高める。戦略的にポートフォリオを構築。戦略的にポトフォリオを構築。石油の一貫操業を強化する。企業ポテンシャルを評価しやすくする。予定2009年11月末予定予定:2009年11月末予定EnCana1株=新EnCana株, Cenovus株各1株株9EnCanaホームページより3.石油特化とガス特化とPt2)Sdの2)SuncorとPetro-CanadaのSuncor社の企業戦略(オイルサンド開発から小売販売まで)Suncor社の企業戦略(オイルサンド開発から小売販売まで)C統合2009年8月1日:PetroCanada社を・2009年8月1日:Petro-Canada社を買収して、新Suncorが誕生(生産量 68万boe/d)貫操業会社(オイルサンド・石油一貫操業会社(オイルサンド、石油アップグレーダー、精製、販売)を志向。統合後 事業の優先付けを行い・統合後、事業の優先付けを行い、Petro-Canadaの国外資産は見直し。統合前と後の資源ポートフォリオ(2C評価)統合前と後の資源ポートフォリオ(2C評価)Suncor(百万boe)100オイルサンドオイルサンド15000Petro-Canada (百万boe)統合後 (百万Boe)100010001160185018501100116019507260オイルサンド22260オイルサンドSuncor資料を元に作成オイルサンド北米在来型北米在来型カナダ東海岸&北海その他その他Suncor資料を元に作成10R)非在来シェールガス企業の誕生:ガ石油31石油 31千b/d8%3.石油特化とガス特化〈2社の生産量に占めるガス比率〉ChesapeakeChesapeakeXTOEXTO Energy石油 72千b/d,18%探鉱と買収で急成長 開発技術の研鑽積む・XTO Energy社 米最大のガス生産・Chesapeake社米国第4位ガス,318千318千boe/d, 82%ガス353千b/dboe/d, 92%〈Chesapeake社の埋蔵量と生産量推移〉(両者 生産規模:約40万boe/d)〈米国内のガス生産者ランキング〉企業企業XTO EnergyBPBPAnadarkoChesapeakeDevonConocoPhillipsEnCanaChevronExxonMobilWilliams1.22.3.4.5.6.7.8.9.10.2009年第2四半期2009年第2四半期米国ガス生産量(百万cf/d)2,35223392,3392,3362,2452,1292,0951,5811,3951,2431,1802008年末米国ガス2008年末米国ガス埋蔵量(bcf)11,8031453214,5328,10511,3278,36910,9205,8312,70911,7784,339Chesapeake社資料等より作成Chesapeakeホームページより(アトアルレポgy社の トラテジXTO Energy社のストラテジー(アニュアルレポート2008よより)1)非在来ガスをコアとして、探鉱・開発及び長期的視野での買収により、埋蔵量・生産量を継続的に拡大。2)十分なキャッシュフローを確保するため、一定量のヘッジングを行うングを行う。3)コアエリアである非在来ガス(タイトガス、CBM、シェールガス)開発及びシェールオイル開発に精通した熟練技術スタッフ及びマネージメントスタッフの雇用を維持する。113.石油特化とガス特化(4)メジャーENIにもガス分離の圧力(概要:生産量約180万boe/d、埋蔵量約66億boe)・9月、投資家(1%の株主/アセットマネージメント会社)が「ガス・発電」資産の分離・分社化をEni側に提案・現体制では、株価が過小評価のまま(時価総額500億?の潜在的価値あると指摘)現体制では 株価が過小評価のまま(時価総額500億?の潜在的価値あると指摘)・資金調達の制約を受けている。ENI側の反応ENI側の反応・Scaroni CEO:規模の維持や統合の有効性を主張し、分割を否定。・政府保有株30%、国営色ありENIの事業範囲:・「石油」=国内外の上流事業、精製、販売・「ガス」=国内外の上流事業、国外LNG、トレーディング欧州内のガス販売、発電・売電周辺産ガス国からのイタリア向け高圧PLを保有国内地下貯蔵及びPLネットワークを保有・上流開発に係わる「エンジニアリング・建設」12q参考〉ENI 概要と実績(2008)純利益 ?102億投資額:?189億 キャッシュフロー:?218億 従業員 78,880人(2008年末)上流E&Pガス&パワー 精製・販売(cid:122)石油天然ガス探鉱 開(cid:122)石油天然ガス探鉱、開発、生産。(cid:122)主に、イタリア国内、北海、メキシコ湾、南米、豪州 そのほか カスピ海州、そのほか、カスピ海、中東、極東、インド、ロシア、アラスカ。部門収益:?80億部門収益:?80億投資額:?122億生産:179万boe/d埋蔵量:66億boe従業員:11,194人、(cid:122)ガスの供給(LNGを含む)(cid:122)ガスの供給(LNGを含む)、再ガス化、輸送、貯蔵、配給、販売事業。(cid:122)発電(7ヶ所)、売電事業。(cid:122)欧州を中心とした統合型ガスビジネスを展開。(cid:122)供給インフラ:ロシア、アルジェリア、北海、リビアからのイタリア向け輸入PL, 及び国内PLネットワーク、国内ガス貯蔵施設。部門収益:?27億部門収益:?27億投資額:?33億ガス販売:104.23bcm売電:29.93TWh従業員:11,389人、(cid:122)石油の精製及び販売 主に(cid:122)石油の精製及び販売。主に欧州地域。(cid:122)イタリア国内及び欧州で精製を行う。イタリアでの最大の製品供給者の製品供給者。(cid:122)AgipブランドでのSS販売。エンジ・建設(cid:122)大型沖合開発(cid:122)大型沖合開発。(cid:122)主に、海底パイプライン敷設、プラットフォームの建設、掘削船建造、掘削サ ビス 及び石油化学サービス、及び石油化学プラントのEPC事業。(cid:122)子会社Saipem(Eni43%)を通じた事業。部門収益:?5億部門収益:?5億投資額:?10億精製:72万boe/d欧州内の卸売:25万boe/dAgip SS数:5956ヶ所従業員:8,327人部門収益:?80億部門収益:?80億投資額:?20億受注額:?139億従業員:35,629人,Eni ホームページより作成134 まとめ4.まとめ(cid:122)背景:非在来型資源の発展とともに、ガスと石油は開発技術面で高度化/多様化。(cid:122)幅広い事業を行うスーパーメジャーは非在(cid:122)幅広い事業を行うス パ メジャ は非在来資源を含めて参画するものの、全般的にはLNG事業を中心に 需要及び資源ポテはLNG事業を中心に、需要及び資源ポテンシャルの高いガスにシフト。(cid:122)北米を主とした上流専業の会社は、ガスか石油か戦略的な選択で、企業価値を高め石油か戦略的な選択で、企業価値を高める狙い。14
地域1 グローバル
国1
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 グローバル
2009/10/23 市原 路子
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