ページ番号1007217 更新日 平成30年2月16日

欧州におけるLNGバンカリングの現状(船舶用燃料としてのLNG)

レポート属性
レポートID 1007217
作成日 2014-01-24 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 技術基礎情報
著者
著者直接入力 永井 一聡
年度 2013
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 欧州におけるLNGバンカリングの現状(船舶用燃料としてのLNG)2014年1月23日調査部永井 一聡1IMO排出規制について別添カラー資料1ありIMO(International Maritime Organization)の排出規制・一般海域・排出規制海域(Emission Control Areas:ECA)24Tier ⅠTier ⅡTier ⅢTier Ⅰ2000年1月以降に建造された船舶Tier Ⅱ2011年1月以降に建造された船舶Tier Ⅲ2016年1月以降に建造された船舶がNOx排出規制海域(NOxECA)を航行する場合05001000150020002500エンジン回転数[ rpm ]181614121002468[ g/kWh ]NOx排出規制値IMO排出規制について(NOx)NOx排出規制値(排ガス中のNOx量)IMO排出規制について(SOx)SOx排出規制(燃料油中の硫黄濃度上限)2012.1~ 3.5%2020.1~ 0.5%※ただし、スクラバー等による排ガス中のSOx排出量低減で代替することも可5.04.54.03.53.02.52.01.51.00.50.0※燃料油性状の調査結果により2018年に時期を(SOxECA以外)SOx排出規制海域2015.1~ 0.1%2010.7~ 1.0%再度見直し(SOxECA)20082010201220142016201820202022202420262028※EUはEU排出規制を改正、IMO規制へ適合とともに着桟中の排出規制などの追加要件一般海域燃料油中の硫黄濃度規制値(wt%)MO排出規制(SOx)への対応策多くの船舶の燃料は重油→ 燃料油(重油)中の硫黄含有量大(~3.5%)規制値が厳しい排出規制地域(ECA)への適合のためには、、、・スクラバーによる排ガス中からのSOx成分除去or・低硫黄燃料油(軽油)の利用or・LNG燃料の利用燃料の価格比較(ドル/100万BTU)欧州北米日本・アジア重油14~1514~1515~16軽油19~2018~2020~21LNG10~137~815~17※2013年の価格を元に想定アメリカのLNG価格は液化コスト3ドル/MMBTUとした56kNGの環境性重油と比較すると・・・NOx・・・80%削減SOx・・・ほぼ100%削減CO2・・・25%削減粒子状物質 ・・・ほぼ100%削減7排出規制への対応策比較重油+スクラバー軽油LNGメリット・燃料コストは比較的安い・バンカリングのインフラは整備されている・追加設備なしでSOxECA規制値をクリアできる・バンカリングのインフラは整備されている・追加設備なしでECA規制値(NOx・SOx)をクリアできる・北米・欧州では燃料コストが最も安いデメリット・課題・スクラバーを増設する必要あり(追加コスト、船体スペース)・NOxECA規制をクリアするための対応が必要・スクラバーの性能(技術成熟度)に疑問の声もあり・燃料コストは最も高い・NOxECA規制をクリアするための対応が必要・長期的に軽油の供給がひっ迫する可能性(さらに燃料コスト増)・特殊かつ大型の燃料タンクが必要・バンカリングのインフラが未整備・船舶の建造コスト高・LNG(-160℃)の取り扱い800020012002200320042005200620072008200920102011出所:Energy?Balances?of?Non‐OECD?CourntriesLNG換算すると約1億8千万トン/年の市場規模9世界の天然ガス・LNG需要見通し別添カラー資料2ありバンカー燃料の市場規模船舶用燃料需要推移16001400120010008006004002000[?百万バレル/年]船舶用燃料需要(石油換算)LNG約4億5千万トンLNG以外2011202020252030※出所:「World Energy Outlook」((IEA), 資源エネルギー庁委託調査「アジア・太平洋及び大西洋市場の天然ガス需給動向調査報告書」(みずほ情報総研)のデータを用いてJOGMEC作成10543210][ 兆m3天然ガス・LNG需要H??2025年には1000万t/年以上の規模まで需要拡大?2020年に400~700万t/年の需要になるとの予測(ノルウェー船級協会)BGの予測:3200万トン/年@2030(EU/US)CERAの予測:6500万トン/年@2030(global)ただし、海上排出規制の進展や、小規模LNG基地等インフラ整備の状況による2015105[?百万t?]船舶燃料向けLNG需要201220202030船舶用燃料としてのLNG需要は増加へLNG燃料船の運航状況・多くのLNG船ではLNG及びBOGを燃料として使用(約40年の歴史)・2000年、ノルウェーにてLNGを燃料とするフェリーが就航→現在、欧州で約40船のLNG燃料船が運航中(主にノルウェー)・欧州・北米で輸送用燃料(陸上・海上)としてLNGを利用することに向けて、動きが活発化している⇒欧州でのLNG燃料船の中心は北海・バルト海地中海側欧州でもLNG燃料船の構想やバンカリング用小規模LNG基地の計画立ち上げ1112「州のLNG基地別添カラー資料3あり出所:Gas?LNG?Europeの情報を元にJOGMEC作成13LNGバンカリングの供給スキームLNGローリー車LNGローリー車LNG受入基地〃 液化基地内航船分配基地LNG燃料船LNGバンカー船パイプライン14kNGバンカリングの積み込み出所:ノルウェー船級協会15欧州におけるLNGバンカリングに関する動き・欧州における排出規制の強化Euro6・・・自動車、 IMO規制(ECA)・・・船舶欧州経済低迷によるガス需要減少→LNG基地の稼働率低下LNG基地の有効活用・稼働率改善環境性、経済性(対石油製品)に優れるLNGに注目(※発電部門では石炭に価格優位性)輸送用燃料向けLNGインフラ(小規模LNG基地含め)の整備に向けた動きが活発化16「州TEN-Tプロジェクトによる支援「TEN-T(Trans-European Transport Networks)プロジェクト」とはEU域内の交通インフラ(鉄道、道路、空港、水運、および関連システム等)について、各国ごとに分断・不統一となっているネットワークを再整備し、EUの国際競争力強化のための統合化・効率化された交通インフラの構築を目指すもの。2012年の公募・採択では、EU域内のLNGバンカリング関連プロジェクトに対し、TEN-Tから1.05億ユーロを融資。・バルト海におけるLNGバンカリングプロジェクト・ロッテルダムGate基地周辺におけるLNG分配供給基地建設・フランスRoscoff港におけるLNGバンカリング検討・地中海スペイン沿岸域でのLNGバンカリングバリューチェーン構築検討・イベリア半島北西部でのバンカリング用LNG分配基地開発・ライン・マイン・ドナウ運河におけるLNGバンカリング構想・イギリスのバイオLNG供給構想17LNGバンカリングで先駆けるノルウェー・2000年にLNG燃料船(フェリー)が就航・現在40船程度のLNG燃料船が運航(旅客/カーフェリー、タグボート、タンカー、漁船、他)・現在もっともLNG燃料船導入が進んでいる←船舶への厳しい排出規制、NOx排出税と産業界によるNOx基金・小規模LNG設備を含めたインフラ整備も進む・5の液化基地、約40の分配用小規模LNG基地・さらにLNG燃料船増加へ出所:Norwegian?Maritime?Authority18oルト海は連携してLNGインフラ整備へ別添カラー資料4あり・排出規制海域(ECA)・バルト海の9港と船主らを含む産業界が連携し、バルト海におけるLNGバンカリングのためのインフラ整備を目的としてプロジェクト起ち上げ←TEN‐Tからの融資獲得(245万ユーロ)・大規模LNG受入基地、小規模LNG基地の建設へ・2013年1月、スウェーデンでLNG燃料フェリー就航(STS積込)★:大規模LNG受入基地(操業中)☆:(計画)〃出所:Baltic?Ports?Organization19その他の欧州地域における動きベルギー・LNG燃料バージ船が運航中(LNGローリーからのLNG供給)・アントワープ港がLNGバンカリング用基地として2015年操業開始予定オランダ・「Green?Deal」プロジェクトにおいて、2015年までに50隻のLNG燃料船導入を目指す・Gate基地の隣接地(パイプラインでLNG供給)に分配供給用小規模LNG基地を建設する計画ドイツ・ハンブルグで2015年にLNGバンカリング計画20鴻VアGazpromも欧州のLNG燃料事業へ・バルト海地方でのLNG燃料供給事業(船舶、陸上車両)へ参画の意思(小規模LNG液化基地の建設についても検討)出所:Gazprom21日本国内の動き・海洋汚染防止条約(MARPOL条約)に基づき、排出規制海域の設定の必要性の検討を実施(2010~2013)(※船舶からの大気汚染物質放出規制海域(ECA)に関する技術検討委員会)⇒「現時点ではECAを設定する必要性があるとは判断されない」との結論ただし、「国全体としての対応に見直しがあった場合などには、ECA設定の必要性について改めて検討すべし。」・一方、LNG燃料船の導入については検討進捗中・国土交通省「天然ガス燃料船の普及促進に向けた総合対策検討委員会」で検討実施(2012~2013)・2013年12月、国内初のLNG燃料船(タグボート)の建造決定(重油・LNGのDual?Fuel)22ワとめ・LNG燃料船は現在ノルウェーを中心に40隻程度就航中・船舶の排出規制強化とLNGの価格優位性から、世界的には北米・欧州で今後LNG燃料船の導入が進むインフラ(小規模LNG基地、など)整備も進んでいく・2020年までに、LNG燃料船は1000隻に増加、船舶燃料用としてのLNGの需要は400~700万トンになるとの見通しあり(ノルウェー船級協会)・日本では、現状排出規制海域(ECA)の設定なく、燃料価格面でもLNGに優位性乏しいただし、船舶は国際的なものであり、導入へ向けた準備必要(国内初のLNG燃料船(タグボート)の建造決定済み)ご清聴ありがとうございました。2324
地域1 欧州
国1
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 欧州
2014/01/24 永井 一聡
Global Disclaimer(免責事項)

このwebサイトに掲載されている情報は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

※Copyright (C) Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.

本レポートはPDFファイルでのご提供となります。

上記リンクより閲覧・ダウンロードができます。

アンケートにご協力ください
1.このレポートをどのような目的でご覧になりましたか?
2.このレポートは参考になりましたか?
3.ご意見・ご感想をお書きください。 (200文字程度)
下記にご同意ください
{{ message }}
  • {{ error.name }} {{ error.value }}
ご質問などはこちらから

アンケートの送信

送信しますか?
送信しています。
送信完了しました。
送信できませんでした、入力したデータを確認の上再度お試しください。