ページ番号1007232 更新日 平成30年2月16日

欧州天然ガス・LNGの現状と見通し

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レポートID 1007232
作成日 2014-04-18 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 基礎情報
著者
著者直接入力 永井 一聡
年度 2014
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 欧州天然ガス・LNGの現状と見通し2014年4月17日調査部永井 一聡本日の内容・欧州の天然ガス・LNG需要動向と見通し・欧州LNG基地の現状と事業動向・天然ガス価格引き下げを巡る動き・ウクライナ問題に鑑みた欧州全体および各国の動き(天然ガス供給セキュリティ強化へ向けた対応)12ハ添カラー資料3あり輸入(LNG)輸入(ロシア以外パイプライン)輸入(ロシアパイプライン)輸入(パイプライン)域内生産※2013年は速報値出所:EuroStat,?Eurogas,?BP統計,?IGUのデータを基にJOGMEC作成6005004003002001000[10億m3?]天然ガス調達量欧州(EU-28)天然ガス調達量推移欧州ガス消費量増減2012-2013※ガス需要上位10ヶ国とEU-28合計のガス消費量推移ドイツイギリスイタリアフランスオランダスペインベルギーポーランドルーマニアハンガリーEU-28合計天然ガス消費量[10億m3]201388.579.268.746.140.330.917.016.311.69.3461.9201283.279.273.445.639.533.617.216.313.410.1468.4前年比増減[%]+6.0%+0.0%-6.8%+1.1%+2.0%-8.7%-1.2%+0.0%-15.5%-8.6%-1.4%出所:Eurogas34ハ添カラー資料4ありイギリスノルウェーオランダ14012010080604020[10億m3?]天然ガス生産量0199019952000200520102015出所:BP統計・イギリス・オランダは天然ガス生産量減少の見通し5EUの天然ガス(LNG含む)輸入元別割合別添カラー資料5あり2012年2013年2%2%4%9%14%34%35%ロシアノルウェーアルジェリアリビア北・南米カタールその他22%34%44%ロシアノルウェーロシア・ノルウェー以外出所:BP統計、Eurogas、Gazprom、Gasscoのデータを用いてJOGMEC作成6欧州域内主要ガス生産国(+ノルウェー)の生産量推移o所:Gas?Infrastructure?Europe8欧州LNG輸入量推移別添カラー資料6ありその他欧州イギリススペインイタリアフランスベルギー7000600050004000300020001000輸入量,万トン020032004200520062007200820092010201120122013出所:BP統計、IGUのデータを基にJOGMEC作成7欧州のLNG基地稼働率別添カラー資料7あり「州におけるLNG再輸出量推移別添カラー資料8ありスペインポルトガルオランダフランスベルギー4.543.532.521.510.50[百万トン]LNG再輸出量200820092010201120122013出所:GIIGNL9欧州天然ガス需要とLNG基地稼働状況・天然ガス需要は相変わらず低迷天然ガス需要は全体として前年比1.4%減少LNG受入量は前年比約30%減少・欧州域内の天然ガス生産は減少傾向・LNG基地の稼働率は低い(平均稼働率20%)・一部の基地ではLNG再輸出を活発に実施※LNG再輸出量(2013年)は約400万トン→多くは南米へ、一部アジアへ←LNG売買契約における仕向地条項制約・欧州のロシア産ガスへの依存割合は約30%10ase?CaseEnvironmental?CaseSlowDevelompents?Case2010201520252035出所:Eurogas117006005004003002001000[10億m3]天然ガス需要欧州天然ガス需要見通しEu‐27?Gas?Demand??2010‐2035欧州におけるエネルギー事業動向リーマンショック金融危機経済活動縮小ガス需要減少・低迷米国でのシェールガス革命米国向けを想定していたLNGが欧州へスポット価格で流入米国国内で石炭が競争力失う米国の安価な石炭が欧州へガス市場(スポット)価格低下高い原油価格既存の長期契約天然ガス(石油価格連動)を持つユーティリティ企業は逆ザヤでの販売に天然ガス価格再交渉(仲裁裁判)の動き経済縮小による炭素排出価格暴落・低迷石炭火力発電増加再生可能エネルギー政策ガス火力発電閉鎖12V然ガス売買契約に関する動き・欧州の長期契約でも石油価格指標から市場価格指標導入へ(市場価格指標の割合を増加)・天然ガス価格再交渉による価格自体の引き下げも進む最近合意された天然ガス価格再交渉①RWE⇔Gazprom2011年8月 RWEがGazpromに対してガス価格を巡る仲裁手続き起ち上げ2013年6月 仲裁手続きにより、RWEがガス価格過払いに伴う払い戻し(約10億ユーロと言われる)を獲得(ガス価格引き下げ)②DEPA⇔Gazprom2014年3月 天然ガス価格について15%の引き下げで合意(2013年6月~2016年まで遡及して有効)③ENI⇔Statoil2013年7月 天然ガス価格を巡る仲裁手続起ち上げ2014年2月 価格条項見直しで基本合意(仲裁手続き凍結)2014年3月 価格条項見直しで最終合意市場価格指標を導入と見られる1314「州のLNG基地(計画中含む)出所:JOGMEC作成15欧州で計画中の主なLNG基地国名プラント名スウェーデンフィンランドエストニアラトビアリトアニアポーランドドイツイギリスアイルランドイタリアLysekilGothenburgJoddboleor?TolkkinenPansioHarbourTornio?Harbour?PaldiskiMuuga,TallinnRigaKlaipeda?(FSRU)SwinoujscieHamburgPort?Meridian(FSRU)Shannon?LNGFalconara?LNGGioia?TauroPorto?Empedocle受入開始年2014201520192015201620152017201620142014201420162017201820172018国名プラント名フランススペインマルタDunkerqueFos‐FasterEl?Musel(Gijon)Tenerife(カナリア諸島)Gran?Canaria?(カナリア諸島)Malta(FSU)Krk?island?LNG(FSRU)クロアチア(一時的利用)アルバニアギリシャルーマニアウクライナキプロスAdria?LNGFiereAlexandroupolis(FSRU)Aegean?LNG(FSRU)AGRI?LNGBlack?Sea?LNGVassilikos受入開始年20152019201420172018201820162017201620152017202020142015出所:JOGMEC「天然ガスリファレンスブック」16XモールスケールLNGへ欧州での排出規制強化自動車:Euro6、 船舶:IMO規制LNG基地の有効利用新たなビジネスモデルの創出石油価格の高止まり環境性、経済性(対石油製品)に優れるLNGに注目(※発電部門では石炭に価格優位性)輸送用燃料向けLNGインフラ(分配用LNG基地、充填用ステーション=小規模LNG基地)整備に向けた動きが活発化17各国で進む小規模LNG基地・設備計画出所:Gas?Infrastructure?Europe18鴻Vアクリミア問題を踏まえた欧州の動き・アメリカと共にEUはロシア制裁を示唆(ロシア依存縮小に合意)→具体的な制裁内容は不明・ウクライナ経由のロシア産天然ガス供給停止リスク(2006,2009年に供給停止実績あり)・天然ガスの供給セキュリティ確保のため、・エネルギー効率改善・石炭・再生可能エネルギー調達多様化を指向・LNG・調達増加?(北米産LNGも)・東欧諸国でのLNG基地建設計画・中央アジアからのパイプラインガス供給・カスピ海地域からのパイプライン建設(Southern?Gas?Corridor計画)・西欧⇒東欧へのパイプラインガス逆送能力確保・シェールガス開発・生産?19カスピ海地域からのガスパイプラインSouthern?Corridor計画TAP:2019年操業開始予定TANAP:2018年操業開始予定輸送能力100億m3/年(200億m3/年まで拡張可能)輸送能力第一期(2018):160億m3/年第二期(2023):240億m3/年第三期(2026):310億m3/年Shah Denizガス田(アゼルバイジャン)出所:BPホームページ20潔「諸国の天然ガス供給リスク対応・LNG基地建設へ・ポーランドSwinoujscie基地:2014年操業開始予定・リトアニアKlaipeda基地(FSRU):2014年操業開始予定・フィンランド&エストニアそれぞれLNG基地建設予定(2015)&パイプラインにて連結・クロアチアKrkisland基地(2016)およびAdriaLNG基地(2017)建設予定・西→東へのパイプラインガス逆送対応・ポーランドはドイツ・チェコからのガス輸送システムを増強・ハンガリーはスロバキアと逆送可能なガス導管接続へ21まとめ・欧州の天然ガス需要は依然として低迷ただし、長期的にはガス需要増加の見通し・LNG基地の稼働率は低いが、一部の基地ではLNG再輸出事業を実施(再輸出先は南米、アジア)・天然ガス価格引き下げに向けた動きは継続市場価格連動の割合が増加石油価格連動においても係数変更による価格引き下げ・ウクライナ問題に鑑み、天然ガス供給セキュリティ強化のため、調達の多様化を指向→LNG調達増加の可能性有り←市場への影響?ガスパイプラインネットワークを強化へ22Cンプリケーション・欧州での天然ガス需要低迷(再生可能エネ政策、石炭)→アジア・日本においても、天然ガスの価格競争力なければ需要減少の可能性・欧州LNG基地での再輸出←仕向地条項の制約が残っている→仕向地条項撤廃すれば、欧州市場と他市場の統合に近づき、価格も収斂していく可能性・天然ガス価格引き下げ、価格再交渉←欧州企業の経営危機、調達源に選択肢が存在⇔日本の供給源はLNGのみ、交渉力弱い→ロシアからのパイプラインやメタンハイドレート?・スモールスケールLNG(輸送用燃料向けLNGインフラ)→日本…排出規制強化見送り、LNG価格優位性なし⇒インセンティブ小さいご清聴ありがとうございました。2324
地域1 欧州
国1
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国・地域 欧州
2014/04/18 永井 一聡
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