ページ番号1007234 更新日 平成30年2月16日

モロッコ沖合で活発化する探鉱活動―資源開発の現状と将来的展望―

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レポートID 1007234
作成日 2014-04-18 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 エネルギー一般探鉱開発
著者 増野 伊登
著者直接入力
年度 2014
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ モロッコ沖合で活発化する探鉱活動―資源開発の現状と将来的展望―2014年4月17日(木)調査部 増野 伊登目次1.モロッコ概要2.新規参入企業による近年の探鉱進捗状況?大西洋沖合:注目が集まるAtlantic?Margin?陸上:オイルシェールのポテンシャル?西サハラ:減退する投資活動3.モロッコの地上リスク:参入の容易さが魅力??政治・治安?商業性12P.モロッコ概要●主要産業:農業、リン鉱石、繊維・衣類など●原油生産量500b/d、埋蔵量70万bbl(EIA)●天然ガス生産量2.19bcf/y、埋蔵量0.051tcf(EIA)→油ガス生産国としては北アフリカ内で最小規模→国内エネルギー需要の90%以上を輸入に依存●再生可能エネルギーの導入に注力32.新規参入企業による近年の探鉱進捗状況別添カラー資料1あり●1900年代初頭に探鉱開始?商業規模の発見少ない●活況を呈すモロッコ上流↓特に大西洋沖合では欧米の大小企業が参入?約20ブロックで現在探鉱中?オペレーターの多くが2011年以降に権益獲得●2014年中に20坑井を掘削予定(国営ONHYM発表)4ハ添カラー資料2あり(注)一部企業のみ記載5地域別探鉱状況①大西洋沖合1968年以降40本弱の坑井を掘削、2004年以降6本掘削、技術的発見はわずか2坑井(1969年Juby?Maritime及び2009年Tanger‐Larache)?欧米独立系企業の活躍Genel?Energy、Kosmos?Energy、Chariot?Oil?&?Gas、Cairn?Energy→昨年GenelとCairnが掘削(不成功)、Kosmosが3月掘削開始?メジャーの参入古参のRepsolほか、2013年にはChevronが3鉱区の権益獲得、同年BPもKosmosの鉱区にファームイン?アジア企業の動向2006年にDana?Petroleum(KNOC子会社)、2013年に韓国企業SK?Innovationがファームイン6n域別探鉱状況①大西洋沖合?注目されるNorth?Atlantic?Margin(北大西洋の周縁部)モロッコ大西洋沖合(大水深域)ノバスコシアとモロッコの地質層序地質的相関性カナダ・ノバスコシアブラジル・プレソルト西アフリカ・Transform?Marginノバスコシアとモロッコの地層的相関性出典元:2013年ONHYM報告資料カナダに限らず、アイルランドやグリーンランドなどで探鉱開発が活発化しているが、北西アフリカのモロッコやモーリタニアにおける上流事業の活性化はこれらの動きの一つとして捉える必要がある。出典元:TGS-NOPECジオフィジカル地域別探鉱状況②陸上2013年後半以降3坑井を掘削(不成功)、2坑井掘削中?東部(Repsol、Fastnet?Oil?&?Gasなど)シェールガスの資源量(TRR)で世界第3位に躍り出たアルジェリア→モロッコ東部にも注目?北部(Gulfsands?Petroleum、Circle?Oilなど)既存のガスP/Lと近接しているという利点しかし、北部Rharb鉱区で掘削された3坑井はいずれも不成功?オイルシェール有望地域(San?Leon?Energy)北部Timahdit(試験生産を実施予定)及び西サハラ領にまたがるTarfayaで探鉱(今年中に掘削予定)78n域別探鉱状況②陸上?オイルシェールにも関心が集まる●1980年代、商業生産に至らず有望視される10地域●オイルシェールのポテンシャル→国内10地点で確認(主に上部白亜系)ONHYM、乾留で抽出される石油は埋蔵量にして550億バレルと主張*2013年11月ONHYM調査報告●重点的に探鉱が実施されているTarfayaとTimahdit(両地域だけで埋蔵量500億バレル)Tarfaya地域別探鉱状況②陸上オイルシェールとは?Timahdit出典元:2013年ONHYM報告資料9オイルシェール(油母頁岩)ケロジェンを多量に含むち密な堆積岩{たいせきがん}の総称。未熟成なケロジェンが主体となって頁岩中に集積したもので、回収には熱により油を蒸気にして流動させねばならない。わが国および中国では油母頁岩{ゆぼけつがん}または油頁岩{ゆけつがん}ともいう。乾留によって液状またはガス状の炭化水素を生じる。オイル・シェールという語は岩石学の用語であると同時に、油が採取できる資源の一種として用いられる。後者の場合、どの程度以上の油が採れるものを指すかについてはっきりした定義があるわけではないが、通常10?ガロン(約40?L)/トン以上の油を生ずるものを対象として論じられるようである。オイル・シェールはシェール層自体が資源であるので広い面積にわたって存在し、米国、ソ連、ブラジル、中国、モロッコ、オーストラリアなどの各地で大規模なオイル・シェール層の存在が知られており、その原始埋蔵量(10?ガロン/トン以上のもの)は採れる油の量で約3?兆バーレル以上とされている。オイル・シェールをそのまま炉で燃料として燃やすことは、ソ連(エストニア)などで行われ、また乾留して出てくるガスを発電燃料としていることも報じられている。乾留してシェール・オイルを得ることは、19?世紀前半に石油産業の先駆としてフランス、英国で行われたが、やがて米国で石油が採掘されるようになって、行われなくなった。20?世紀になってから工業的にけつ岩油の生産が行われたのは、中国東北地方の撫順で、1930?年代から第二次大戦にかけて、当時の満鉄が独自に開発した乾留炉によるものがあり、これはその後現在まで中国によって継続されているが、これは石炭層のオーバーバーデンとして掘り起こされたオイル・シェールを利用したもので、最近のエネルギー産業の規模からすれば小型の炉で回収率も低い。1970?年代のオイル・ショック後、米国を中心に、ようやく本格的なオイル・シェール乾留技術の開発が再開されている。これまで、加熱方式や乾留にかけるけつ岩の破砕粒度の違うさまざまな方式が開発中であるが、いずれもまだ本格的な操業実石油用語辞典(電子版)より抜粋績を確立するには至っていない。10遭Aの仲介サハラ・アラブ民主共和国(SADR)母体:ポリサリオ戦線(2005・2008年に鉱区付与)アルジェリアの支援1991年停戦合意領有問題は未決着?領土問題モロッコ1975年以降ほとんどの領域を実効支配(初の鉱区付与2001年)?投資の減退2011年にモロッコ政府がTotalとKosmosEnergyに権益付与→領土対立の再燃化→モロッコ、在アルジェリア大使に帰任命令(昨年10月)→保険会社KLP、倫理規範に反するとしてTotalへの出資を全面中止→ノルウェー政府年金基金(政府石油基金)、投資リスクを警告西サハラ資源開発の本格始動はまだまだ先か・・・地域別探鉱状況③西サハラ?モロッコ政府による鉱区付与Total:Anzarane?(Total75%、ONHYM25%)Kosmos?Energy:Cap?Boujdour(Kosmos?55%、Cairn?20%、ONHYM?25%)?SADRによる鉱区付与英独立系に9鉱区付与Ophir?Energy、Premier?Oil、Tower?Resources、Red?Rio?Petroleum等掘削開始の目途が立たず今後の行方は不透明1112地域別探鉱状況③西サハラR.モロッコの地上リスク:参入の容易さが魅力?政治・治安?アラブの春以降も政治的安定を維持国家体制そのものを脅かす動きは見られず?イスラーム系テロ組織(AQIM、ボコ・ハラム等)の動向サハラ砂漠南縁を中心に活動→国境警備の重要性ただし、外資の多くが沖合及び沿岸部に集中?西サハラ領有問題の再燃モロッコ・SADR間の関係悪化→外国からの投資減退は不可避しかし、対立が過激化(=武力衝突に発展)する可能性は低い外資にとっての政治リスクは今のところ低い133.モロッコの地上リスク:参入の容易さが魅力?商業性●モロッコの税制「世界でも最も魅力的なものに近い」(BottomleyCEO,?Chariot?Oil?&?Gas)?政府取り分:最大25%?ロイヤルティー比率:石油10%、ガス5%(水深200m以上は7%、3.5%)?法人税30%(ただし生産開始後10年間は納税免除)?収益率の高さモロッコにおける10億バレル生産時の収益額を1とした場合ただし、もし今後商業規模の油ガス量が発見された場合には税制の見直しが検討される可能性は否めない出典元:LongreachOil?and?Gas社14R.モロッコの地上リスク:参入の容易さが魅力?商業性●コスト高探鉱開発費用の世界的な上昇は大きなリスクの一つ→沖合資源やオイルシェールの課題は採算性●インフラ整備への投資必要エネルギー関連インフラは北部に集中資産売却により資金源の確保に努める独立系企業とがKosmos?Energyの沖合鉱区にファームインChariot?Oil?&?Gasもファームアウトについて交渉中3.モロッコの地上リスク:参入の容易さが魅力?ガス・パイプライン2012年完成能力23.5mmscf/d全長55km*原油に関してはトラックで精油所に輸送製油所能力Mohammedia:129,000b/dSidiKacem:26,000b/d1516ワとめ●外資にとってのモロッコ?North?Atlantic?Marginやオイルシェールのポテンシャル?政治的安定、経済の対外開放、魅力的な税制→北アフリカはもちろんのこと、世界的に見ても外資が参入しやすい国●課題?インフラ整備、探鉱開発コストの捻出?西サハラでの探鉱活動は今後も制限されるしかし、領有係争がモロッコ領内での事業展開に及ぼす可能性は低い●昨年には大手メジャー2社が、今年には韓国企業が参入。今のところ大きな商業的発見はないが、今後も外資の進出が促進されれば探鉱開発事業に今以上の活性化をもたらすことが期待される。ご清聴ありがとうございました1718
地域1 アフリカ
国1 モロッコ
地域2
国2
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地域4
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地域6
国6
地域7
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地域8
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地域9
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地域10
国10
国・地域 アフリカ,モロッコ
2014/04/18 増野 伊登
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