ページ番号1007262 更新日 平成30年2月16日

存在感を増していく欧州ユーティリティ企業の上流活動

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レポートID 1007262
作成日 2014-10-24 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業
著者
著者直接入力 永井 一聡
年度 2014
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 存在感を増していく欧州ユーティリティ企業の上流活動2014年10月23日調査部永井 一聡ユーティリティ企業の上流事業参画の意義原料の安定調達 ・・・エネルギーの安定供給の基盤原料調達コスト ・・・下流事業の収益性に直結自ら原料の生産活動を行うことにより・・・・原料調達源の確保・多様化(安定調達)・原料調達コストの低減(実開発コストで調達可能)・市場価格変動による原料調達コスト変動リスク回避(ナチュラルヘッジ)2014/10/24121蛯ネ欧州ユーティリティ企業の石油・ガス生産量*1…EDF(仏)の上流開発部門は子会社であるEdison(伊)に集約して担務出所:各企業Annual Reportを元にJOGMEC作成(参考)IOCとの比較*1…EDF(仏)の上流開発部門は子会社であるEdison(伊)に集約して担務*2…Chesapeakeは原油・天然ガスの合計出所:各企業Annual Reportを元にJOGMEC作成2014/10/24342蛯ネユーティリティ企業の上流事業活動状況・E.ON(ドイツ)・RWE(ドイツ)・Centrica(イギリス)・GDF Suez(フランス)5E.ONの上流事業~沿革と概要~・2000年、VEBAとVIAGの合併によりE.ON誕生現在、欧州最大のユーティリティ(電力・ガス)企業・前身のVEBAのグループ企業VEBA Oel(石油化学企業)が上流権益を保有⇒E.ON設立時の「コアビジネス(電力・ガス供給事業)に集中する」という方針の下、非コアビジネスと位置付けられ、2002年7月にBPに事業を譲渡・2003年、Ruhrgasとの合併を機に上流事業再進出総売上高電力販売量ガス販売量生産量石油天然ガス122,450 百万?7,044 億kWh10,917 億kWh(≒約960億m3 ※JOGMEC換算値)750万bbl(約2.1万b/d)(北海分)1,465 百万m3(北海分)6,262 百万m3(ロシア分)合計約55 百万boe(約15.1万b/d)(ロシア含む全合計)出所:E.ON Annual Report 201362014/10/243014/10/24E.ONの上流事業~生産量推移~・上流事業再進出後の10年で生産量を拡大・販売したガスのうち自社生産量が占める割合は約8%(2013年)出所:E.ON Annual Reportを基にJOGMEC作成7E.ONの上流事業~活動状況・実績~・北海(イギリス、ノルウェー)を中心、ロシア、アルジェリア含め、約50の探鉱・生産ライセンスを保有・オペレータシップを重視(⇒競争力、発言力、人材確保)・探鉱ライセンス獲得にも積極的(⇒将来的な発見への土台作り)目標:2年に1回、オペレータを務める鉱区での新規発見出所:E.ONホームページ資料84.ONの上流事業~戦略と位置付け~・戦略的な成長部門との位置付け・天然ガスの調達先多様化・長期における供給セキュリティ確保・直接的な収益性も期待・新規発見の期待度が高いライセンス保有数の増大・目標として、2020年までに保有埋蔵量を1.5億boe上乗せ出所:E.ONホームページ資料出所:E.ONホームページ資料E&P部門人員数の推移E&P部門人員の専門領域割合9RWEの上流事業~沿革と概要~・ドイツで第2位のユーティリティ企業・1988年、Deutsche Texaco AGの事業を引き継ぎRWE Deaと改名・1990年の組織改正以降、RWE DEAが上流開発を担務しかし、・2014年3月、RWEは、RWE DEAを売却することについて、ロシアLetterOneグループと合意⇒RWEは上流事業から撤退へ総売上高電力販売量ガス販売量生産量石油天然ガス合計54,070 百万?2,709 億kWh3,350 億kWh(約295 億m3※JOGMEC換算値)231.6万m3(約3.8万b/d)2,625 百万m330.6 百万boe(約8.4万boe/d)出所:RWE Annual Report 2013102014/10/245014/10/24RWEの上流事業~生産量推移~・近年は生産量は減少傾向・販売したガスのうち自社生産量が占める割合は約9%(2013年)出所:RWE Annual Reportを基にJOGMEC作成11RWEの上流事業~活動状況・実績~・世界17ヶ国で約160の探鉱・生産ライセンスを保有そのうち約半数のライセンスにおいてオペレータ活動出所:RWE Annual Report 2013126WEの上流事業~撤退の理由~RWEの声明による撤退理由「石油・ガス市場は世界的に拡大を続けるものの、それは欧州域外での事象であり、流動性あるガス卸売市場が発展している欧州においては、調達源の冗長化(多様化)がなされているため、もはや自身でガス供給源を確保する必要はなく、また、上流事業とコア事業との相乗効果はほとんどなくなっている」?天然ガス火力の競争力低下生産量伸び悩み??再生可能エネルギー政策?石炭(褐炭)火力増加?13Centricaの上流事業~沿革と概要~・イギリスのユーティリティ企業。イギリス、北米で事業展開。・1986年、国営British Gas Corporationの民営化により、British Gas plcと改称。1997年、CentricaとBG plc(現BGグループ)に分割され設立。・旧British Gasとしては1985年アイリッシュ海でガス生産開始・2006年、上流事業ユニットとしてCentrica Energy設立。ノルウェー、イギリスを中心に石油・ガスの探鉱・開発・生産。総売上高電力販売量ガス販売量生産量石油天然ガス26,571 百万£(約31206 百万?)1,063億 kWh(北米Direct Energy分639億kWh含む)6,965 mmth(約180億m3)(北米Direct Energy分1839mmth含む)18.7 百万boe(約5.1万boe/d)3,557 mmth(約92億m3)合計77.3 百万boe(約21.2万boe/d)出所:Centrica Annual Report 2013142014/10/247014/10/24Centricaの上流事業~生産量推移~・生産量は徐々に増加。・販売したガスのうち自社生産量が占める割合は約51%(2013年)出所:Centrica Annual Reportを基にJOGMEC作成15Centricaの上流事業~活動状況・実績~・アイリッシュ海、北海(イギリス、ノルウェー、オランダ)、トリニダードトバゴ、カナダ西部で探鉱・開発・生産活動。・カナダでは、Qatar Petroleum International (QPI)とのパートナーシップ(CQ Energy Canada Partnership)を形成。・2013年6月、イギリスBowlandBasineのシェール鉱区の探鉱ライセンス(25%)を取得出所:Centrica ホームページ168entricaの上流事業~戦略と位置付け~・上流事業は英国国内供給向けが前提。Sam Laidlaw CEO:「Centricaは独自で石油天然ガスの上流事業に参加しているが、同じく上流に参画するBGグループとは全く異なった動機によるものである。当社とBGでは対象とするマーケットが異なる。当社は英国の顧客のために石油ガスの探鉱開発事業に参加している。」・北海を中心に参画。ノルウェーの大型プロジェクト参画等により、英国内生産への依存度低減も図る。・2013~2014年、資産ポートフォリオ最適化のため、北海資産の整理売却を進める。・また、今後3年間で上流事業への投資額を20%削減(目標)※近年のイギリス北海における掘削コスト上昇を勘案17GDF Suezの上流事業~沿革と概要~・1946年、Gazde France(フランスガス公社)が設立・2008年、Gazde FranceとSuezが合併し、GDF Suezが誕生⇒世界規模のユーティリティー企業として事業活動・現在も株式の約1/3をフランス政府が保有・自身の持つLNG調達ポートフォリオを活かして、トレーディングも含めたLNG供給事業も展開・上流事業はGDF Suez E&P(GDF Suez 70%、China InvestmentCorporation30%)が担務総売上高電力販売量ガス販売量81,278 百万?3,386 億kWh13,340 億kWh生産量石油天然ガス合計16 百万boe(約4.4万boe/d)6,100 百万m351.9 百万boe(約14.2万boe/d)出所:GDF Suez Annual Report 2013182014/10/249014/10/24GDF Suezの上流事業~生産量推移~・生産量は徐々に増加させていたが、近年は横ばい・安定。・販売したガスのうち自社生産量が占める割合は約5%(2013年)出所:GDF Suez Annual Reportを基にJOGMEC作成19GDF Suezの上流事業~活動状況・実績~・18ヶ国で382ライセンスの探鉱・生産ライセンスを保有。これらのライセンスの半分以上、8ヶ国でオペレータを務める。・2008年にオーストラリア、インドネシア、マレーシアといったアジア・太平洋地域へも参画。←LNG販売を視野。・2013年10月、13のイギリスのシェール探鉱ライセンスの25%を取得出所:GDF Suez ホームページ資料2010DF Suezの上流事業~戦略・位置付け~・ユーティリティ企業としての事業をワールドワイドに展開、探鉱~生産~輸送~供給までのバリューチェーン全体の構築・発展を目指しており、上流事業は供給ポートフォリオの一部としている。・欧州市場への供給ポートフォリオの多様化を重視し、北海と北アフリカを上流事業のコアエリアに位置付け。・上流事業活動のポリシーとして以下を掲げている。①既存油ガス田における資源の完全回収②既発見の資源を開発③埋蔵ポテンシャルの高い未開発エリアだけでなく、既に開発されたエリアにおいても更なる探鉱努力を行う(北アフリカ、中東、アジア太平洋、カスピ海等)21まとめ○各企業の共通点ユーティリティ企業として、下流顧客への安定供給に寄与、および事業のシナジー効果を生み出すものとの認識一方で、・RWE …上流事業撤退←コア事業にとって不要と判断・E.ON、Centrica、GDF Suez …上流事業を維持・拡大さらに、・上流事業における戦略・取り組み方は様々・探鉱段階からの参加も多数(長期的な供給源確保)・オペレータとしての参画も重視222014/10/2411
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国・地域 欧州
2014/10/24 永井 一聡
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