ページ番号1007271 更新日 平成30年2月16日

湾岸産油国視点での課題と日本への期待

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レポートID 1007271
作成日 2014-11-25 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 エネルギー一般基礎情報
著者
著者直接入力 浅和 哲
年度 2014
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 平成26年度第8回海外石油天然ガス動向ブリーフィング湾岸産油国視点での課題と日本への期待平成26年11月21日中東事務所所長浅和 哲01目次1.湾岸エリアで今、何が起きているのか?2.湾岸産油国の現状課題3.湾岸産油国の取り組み4.日本に対して期待するものは何か?5.まとめP.中東湾岸エリアで今、何が起きているのか?2地政学的不安定要因の増大・混迷?イスラム国との戦い---「アラブの春」の限界・挫折、内部改革は立ち行かず破綻統治機能・組織力の低下、内部混乱GCC君主制国家は体制維持に懸命、攻めと守り(空爆と国内引締め)イスラム国の勢力拡大へ⇒同盟・対立関係の流動化GCC内部の不協和音-⇒援)⇒米国の中東プレゼンス後退⇒⇒-??サウジ・UAE・バーレーンVS カタール(ムスリム同胞団支他方、最大の脅威(過激イスラム主義)の排除で利害一致米・イラン関係改善への不信感(サウジ、イスラエル)欧州、中国他との関係強化へ二極化する産油国-油価高を享受した政治・経済安定国(GCC)と、その対極にある政治・経済リスクの高まる不安定国(イラク、イラン等)2.湾岸産油国の現状課題(1)原油輸出への依存?⇒-----原油相場の下落要因-中国を中心とするアジア需要の伸び悩み欧州の景気減速ドル高の進行シェール革命による米国供給増地政学的リスクにもかかわらず、OPEC全体の生産は増加傾向イラン・イラク・リビア回復により更なる下落も湾岸産油国(GCC)の将来に対する危機感3油価推移(2013-2014)160.00140.00120.00100.0080.0060.0040.0020.000.00(US$/bbl)WTIBrent(出所:EIA/ICE)Q.湾岸産油国の現状課題(2)財政均衡油価比較?財政均衡油価比較-GCCのうち、クウェート・カタールは優位、オマーン・バーレーンは厳しい経済制裁下のイラン、内戦下のリビアは突出SWF取崩し、財政・プロジェクト見直し等の必要性--⇒ 生産維持or減産?⇒ 北米シェール(損益分岐コスト$65-85/bbl)は減速?⇒ 湾岸産油国は長期的な持久戦に耐えられるか?2.湾岸産油国の現状課題(3)湾岸産油国の抱える課題4(出所:mees誌)5(US$/bbl)??生産減退の焦り、回収率アップへの努力・チャレンジエネルギー効率化、国内供給・輸出資源の温存とのバランス操業現場での様々なリスク対応能力プロジェクトマネジメント能力(複雑化・大型化)外資の有する技術・人材への依存----持続的発展を支える外資の取り込み-メキシコ鉱区開放、イランIPC 導入等の新たな動き外資に対し、いかに魅力ある投資先に見せるか?⇒技術革新による外資の投資対象選択肢の増⇒--北米のシェール、ブラジルのプレソルト、西アフリカの深海等外資の中東離れ、リスクビジネスに対する考え方の変化キャッシュフロー重視の投資家・株主からの圧力⇒政情不安定な地域での投資懸念、ポートフォリオ再構築の動き⇒(例)米国Oxyの中東資産売却計画、イラク・クルド案件等R.湾岸産油国の取り組み(1)戦略的アプローチ?6減退を補う生産性の維持、計画的な能力増強・拡大リスクの高い新規探鉱ではなく、既発見・未開発油田の開発促進先進技術の追求(原油増進回収技術EOR:CO2、太陽光等の活用)外資からの技術移転、自国民スペシャリストの育成生産能力維持・拡大及び技術導入・人材育成----競争主義によるベストの技術を採用--総合的な視点でのビジネスパートナー選定-多くの外資に競争させ、最もクオリティの高い技術を選定・適用ゼロスタートではなく、既存技術の高いレベルからの積み上げ??-技術面・商業面から総合的にパートナー判断アジア市場(日中韓印)にターゲット⇒GGレベルでの付き合い、消費国とのWin-Win⇒⇒鉱区権益付与とのパッケージ(UAE)日韓印との共同備蓄事業(UAE・サウジ・クウェート)(出所:JX日鉱日石石油基地株式会社(喜入))3.湾岸産油国の取り組み(2)補完対策7???非在来型資源の開発推進--原子力・再生可能エネルギーへのシフト-非在来型ガス開発(サウジ/シェールガス、オマーン/タイトガス等)輸出向け原油の温存、輸出収入の確保対策UAE:電源構成の多角化を目標(2020年原子力25%、再生エネ7%)サウジ:原発導入を検討アブダビ資本のマスダールは国内外での再生エネ事業への積極投資--国民の意識改革--マスコミ、広報等を通じた省エネ推奨補助金改革(クウェート、オマーン等)国民の反発の中で断行できるか?⇒(出所:各種新聞・情報誌)S.日本に対して期待するものは何か?8(1)先進技術の現場適用・技術革新石油開発事業は高度な技術力を要求?--操業現場での多くの課題に直面(Subsurface/Surface両分野)付加価値を高める技術・知見に関心大?探査、油層解析、モニタリング技術?掘削、坑井仕上げ技術?省力化・自動化、腐食・防食対策技術、随伴水処理?環境負荷低減技術、HSE開発対象が在来型案件から、非在来型油ガス田、重質油、極地・氷海・大水深等のより困難な案件に拡大傾向⇒⇒外資が有する独自の強みの技術に期待お互いに競争相手である外資は、産油国側にとっては頼りになるパートナー等経済性・安全性の重視--(出所:ジャパン石油開発株式会社JODCO(アブダビ))4.日本に対して期待するものは何か?(2)具体的ニーズの見極め9概念図???産油国の最重要課題や政策目標の実現にいかに貢献できるか?産油国が最重視する課題に焦点-増産対策、環境問題⇒等UAEは、2017年350万b/d・原油回収率70%の政策目標を設定CO2-EOR等の原油増進回収技術を志向⇒産油国ニーズの掘り起こし-技術ソリューション事業⇒産油国から注目・評価(JOGMEC技術ソリューション事業コンセプト)S.日本に対して期待するものは何か?(3)人材育成・教育面での貢献10??自国民の早期戦力化、マンパワーの有効活用-若い世代の教育・育成、現場派遣への道筋、次世代リーダー育成支援若いナショナルの研修機会・人材育成を引き受け、数年で現場⇒に送り込めるほどに鍛えてほしいとのリクエスト大優秀な女性エンジニアの活用に力高い失業率、求職の一部偏り(高給な職種や公務員人気)の解消⇒⇒産油国と日本とのパイプ役強化-世代交代によるビジネスライクな付き合いへの変化知日派・日本応援団の増やす努力研修事業は継続性がカギ⇒JOGMEC研修生OBが日本企業の事業円滑化に貢献--(JOGMEC研修事業の各国研修生)5.まとめ11(1)湾岸産油国が直面している転換期?混迷の中での自国の立ち位置確保に腐心危機感の高まり、意識改革の進行地政学的不安定要因の増大、目まぐるしい情勢変化の中での舵取り--不確実性の時代におけるサバイバル戦略-自国の持続的発展のためのベストの選択肢の追求変化への対応が急務⇒⇒⇒合従連衡・相互牽制政策の再構築?(2)日本の中東ビジネス・産油国協力のあり方?環境・省エネ、エネルギー有効利用等の分野でのWin-Winメジャー/サービスコントラクターとの連携・共同戦線産油国ニーズの把握、日本の強みである技術の掘り起し--産油国はベストの技術を貪欲に取込みり人材育成を通じた中長期的な関係作りリスクをチャンスに転換???⇒⇒⇒国際競争に打ち勝つ実績作ネットワーク構築・強化その後押しのためのAll Japanの協力体制ィ問合せ先12JOGMEC中東事務所Japan Oil, Gas and Metals National Corporation (JOGMEC)Middle East Office?Address: P. O. Box 6270 Al-MasaoodTower #904Sheikh HamdanStreet, Abu Dhabi, U.A.E.?TEL: +971-2-633-0366?FAX: +972-2-633-0280?e-mail: asawa-satoshi@jogmec.ae(アブダビ市内に建設中のアブダビ国営石油会社ADNOC本社ビル(左側))
地域1 中東
国1
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国6
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国・地域 中東
2014/11/25 浅和 哲
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