ページ番号1007277 更新日 平成30年2月16日

リビアの政治混乱と石油生産回復を巡る情勢

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レポートID 1007277
作成日 2014-12-22 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 エネルギー一般基礎情報
著者 濱田 秀明
著者直接入力
年度 2014
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ リビアの政治混乱と石油生産回復を巡る情勢2014年12月19日調査部濱田秀明1本日の内容?リビアの原油生産減の世界的位置づけ?リビア原油の油種、東西地域別開発・生産・出荷ターミナル? 近年の内乱ケーススタディ、石油の生産出荷への影響。(連邦制導入派による東部出荷ターミナル封鎖、西部でのパイプライン封鎖、議会・首相・内閣の二重制)? 最近の状況? 今後の展望出典:各種資料よりJOGMEC作成基本的地理:リビアの生産原油は国内消費を除けば、全て地中海側から出荷。2「界における予期せぬ原油生産減? 世界で、政変、内乱、混乱、天災などで減少している原油生産に占めるリビアの割合は、1/5~1/3。(統治秩序回復により、増える原油生産量)2011年時の政権崩壊後の内乱と、2013年夏からの原油出荷ターミナルの閉鎖が主な要因。2014年7月以降、V字回復途上であった。?? リビアの潜在的生産回復量は、依然、一定量を示す。? 即ち、リビアの原油生産の操業が通常態勢に復帰し、生産量が回復した場合には、世界的な原油需給バランスへ影響が生じてくる。3リビアの原油生産量1970年前後:300万バレル/日で有数の産油国。国連と米国による制裁下、漸減。政変前の2010年:原油生産量は165.9万バレル/日。2011年2月から:政変、内戦により落ち込む。政変後の2012年:150.9万バレル/日(アフリカ第4位)。万バレル/日リビアの石油生産量推移1801601401201008060402002011年1月7月2012年1月7月2013年1月7月2014年1月7月出典:IEA統計データ2013年6月から:東部の連邦導入派によって出荷ターミナルが占拠、閉鎖される。これに伴い、油田での原油生産も次々と停止。2014年7月、ターミナル封鎖終了。2013年後半から:西部でも原油パイプラインや石油関連施設が少数民族や地元勢力によって封鎖。送油停止により、各油田からの生産量が低下。4潟rア原油 ターミナル別油種地域ターミナル(陸上7、洋上2)油種(11種)指標調整額2014年7月APISulphur(%)出荷可能量(万バレル/日)トブロク(マルサ・ハリガ)Sarirズウェイティーナ東部地域マルサ・ブレガラッス・ラノウフアッ・シドラザーウィヤメリタFPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)西部地域ZueitinaAbu AttifelBregaSirtica Amna Es SiderShararaMellitah Bouri Al-Jurf Avg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Brent DatedAvg. Urals (Med)Avg. Urals (Med)-0.75+0.20+ 0.70+0.30-1.80+0.05-0.45+ 0.75+0.40-2.90-0.8538.0 41.5 41.0 37.0 42.0 36.0 37.0 42.2 38.0 25.9 31.6 0.17 0.30 0.30 0.22 0.40 0.15 0.39 1.86 1.80 NANA30251625453515155出典:油種、指標、7月価格はNOC発表。APIおよびSulphur含有はNOCおよびコンサルタントより、また生産可能容量は各種データより5JOGMEC作成。リビア原油(輸出先、欧州との関係)リビア原油はOPEC統計(2013年版)によれば、96.2万バレル/日の輸出の内、欧州に71.5万バレル/日と全体の74.3%を出荷。その中でも地中海対岸のイタリア、南フランス、スペインなどを主たる仕向地として輸出。原油性状は軽質が多く、欧州の製油所にも良く適合。リビア原油輸出先(2012)単位:万b/d北米欧州3.471.5アジア 他アフリカ0.221.1合 計96.2出典:OPEC統計イタリアへの進出:1983年5月、Tamoil社を買収。同社の10万バレル/日規模のクレモナ製油所を傘下に収める。1993年2月、TamoilItaliaがCamel?Petroilの子会社ItalianoDistnbuziore(Idis)から傘下の給油所2,200か所を取得。1996年、MaxcomのSarpom製油所の株式10%を取得。2001年にはAP/IPより、イタリア国内218ヶ所の給油所を買収。フランスへの進出:1991年10月、販売会社を買収する形で給油所360か所を取得し、ダウンストリームへ進出。6潟rア堆積盆地分布図ぺルジアン(Peragian)堆積盆地:原油(2億バレル)、天然ガス(9.9tcf)リビアで唯一、洋上の油・ガス田から生産・出荷している。ガダメス(Ghadames)堆積盆地:埋蔵量(原油1億バレル)、天然ガス(8tcf)。出典:各種資料よりJOGMEC作成シルテ(Sirte)堆積盆地:原油393億バレル(リビア全体の86%)、天然ガス43tcf(リビア全体の70%)の埋蔵量を占める。7東部出荷ターミナル・鉱区図?????トブロク(Tobruk)または、マルサ・ハリガ(MarsaEl-Hariga)ターミナルズウェイティーナ( Zuetina) ターミナルアル・ブレガ港(マルサ・ブレガ)ElbregaPort?(MarsaBrega)ラッス・ラノウフ(RasLanuf)ターミナルアッ・シドラ(EsSider)ターミナル出典:各種資料よりJOGMEC作成8gブロク(マルサ・ハリガ)?リビア最も東側に位置し、「トブルク」または「マルサ・ハリガ」の名前で知られている。? 貯蔵タンク設備:合計10基。約4.5百万バレル。(AGOCOが操業するサリール油田などからの生産原油を約15~20日貯蔵可能。)Max?draft?8mのタンカーまで着桟可能。年間約120隻が入港。?? 原油出荷:貯蔵基地から約5?km離れた桟橋と、海上から出荷するための多点係留ブイ2基。出典:各種資料よりJOGMEC作成9ラッス・ラノウフ(RasLanuf)?????タンク貯蔵能力:約8~9百万バレル運営管理:HarougeOil?Operations1960年代から建設され、1980年代はリビア最大の出荷基地であった。原油出荷:洋上の2基のSPM(一点係留ブイ)から行われ、年間約300隻の船舶を受入れていた。Max?draft22m、最大載貨重量25.5万トンのタンカーまで着桟可能。シルテ盆地の油田の原油集積地。現在もAGOCO社が操業しているNafoora、Beda、Messlaの3油田からの生産原油はこのターミナルから海外に出荷。出典:各種資料よりJOGMEC作成出典:RasLanufOil?&?Gas?Processing?Co?(RASCO)10Aッ・シドラ(EsSider)? WAHA?OIL?COMPANY(WOC)が操業している油田の原油を出荷させる目的に1960年代後期に建設。WOCが操業。????タンク貯蔵能力:約7~8百万バレル原油出荷:4つのバースと2個の多点係留ブイ及び2個のSPM(一定係留ブイ)Maxdraft?18mまでのタンカー着桟可能。年間約200隻が入港。AGOCO社が操業する油田で、ラッス・ラノウフ出荷ターミナルが利用できない場合に、パイプライン網を使ってアッ・シドラ基地への送油も可能。出典:各種資料よりJOGMEC作成11リビア西部の出荷ターミナル・鉱区図原油出荷容量:ザーウィアとメリタ:50万バレル/日。洋上2ヶ所のFPSO:合計20万バレル/日ザーウィア(Zawiyah)出荷ターミナル:トリポリの西方約50km。アッ・シャララ油田、アル・フィール油田の生産原油を処理するザーウィア石油精製会社が操業。2基のSBM(一点係留ブイ)と1基のCBM(従来型係留ブイ)によって、年間約480隻の入港を取扱。Max?draft?20m、載貨重量1.4万トンのタンカーまで着桟可能。メリタ(Mellitas)原油ターミナル:トリポリ西方85km。EniとのJVである「メリタ石油・ガスBV社リビア支社」が原油・ガスの処理・貯蔵プラントを操業。プラント:ワファーア(Wafa)プラント(南部ワファーア(Wafa)油田などからの原油とコンデンセートを処理)。Sabrathaプラント(洋上)。出荷:SPM(1点係留ブイ)2基(容量:15万バレル/日)。貯蔵施設:原油タンク:63万バレル2基、28.4万バレル2基、63.1万バレル1基(合計245.9万バレル)。コンデンセート用タンク3基合計83.4万バレル、LPGタンク4基合計57万バレル、液体硫黄11万バレルのタンクを保有。メリタ12出典:各種資料よりJOGMEC作成潟rア洋上油田(西部海域)●内乱の影響を最も受け難い洋上油田群Al?Jurf油田:トリポリ北西約140kmの洋上油田。発見年は1971年。株主はNOC(50%)、Total(37.5%)、Wintershall(12.5%)(カッコ内は権益比率)。開発操業は、Mabruk石油操業社。2007年に4万バレル/日の生産を記録した後に減退したが、生産維持のための追加掘削などにより、2013年にも3万バレル/日を上回る生産を記録。残存埋蔵量は約1.7億バレル。現在、処理能力5万バレル/日、貯蔵能力91.2万バレルのFPSOを使用。Bouri油田:トリポリ北西約130kmの洋上油田。1977年にAgip社が発見。2008年にEniがEPSA(探鉱・生産物分与契約)を結んでNOCと折半で権益を保有。MellitahOil?&?Gas出典:各種資料を基にJOGMEC作成が操業。残存埋蔵量は、約4億バレル。原油生産量は、1991年に7.3万バレル/日をピークに減退し、現在の生産可能容量は、4.5万バレル/日。(今後の追加投資で6.5万バレル/日まで回復見込。)25万載貨重量トン(dwt)のタンカーを貯蔵タンクとして使用。またSPM(一点係留ブイ)で出荷を行っており、2012年に新規のFPSOへ切替え予定であったが、内戦の影響で実施が遅れている。Max?draft23.2mで最大約15万載貨重量トン(dwt)のタンカーまで、原油積込が可能。石油・ガス省とNOC他石油ガス省:前政権下でのIOCとの契約は、2012年5月、「国際石油企業(IOC)がカッザーフィー政権下で交わした全ての契約について、調印者のいかんに関わらず、有効」とアブドッ・ラヒームアル・カイブ暫定首相(2011年11月~2012年11月)が発言。リビア国営石油(NOC):1970年11月12日に設立。子会社、あるいは関連会社を通じて石油の探鉱・生産・開発計画を実行し、国内外での営業販売活動も行う。シルテ(Sirte)石油会社(SOC):本社はリビア東部のマルサ・ブレガ。アラビア湾石油会社 Arabian?Gulf?Oil?Company?(AGOCO):本社は東部のベンガジ。ズウェイティーナ石油社(ZueitinaOil?Company):本社は首都トリポリラッス・ラノウフ石油・ガス処理会社RasLanufOil?&?Gas?Processing?Co?(RASCO)?(??? ?????):本社は東部のラッス・ラノウフ1314ュ変・内乱回顧と展望今後の進出のためのパターン研究2011年2月より、リビア東部から反政府運動発生。8月には、1969年以来、42年続いたカダフィー政権崩壊。NATO軍などが空爆などにより、10月、カッザーフィー指導者を殺害。????????2月、ベンガジで、蜂起。国軍が厳しく鎮圧して数百人を死傷。ベンガジからミスラタ、アル・ベイダ、トブロクなど東部各市へ反乱が波及。2月末に国家移行評議会(NTC)が結成。3月、国連安保理が飛行禁止空域設定。4月よりNATO軍が空爆開始。仏、カタル、UAEが参戦。6月、国際刑事裁判所(ICC)がカッダーフィー指導者他に逮捕状を発行。7月、イスタンブールでの国際会議で約30ヶ国がNTCを法的正当性のある政府と認める。8月、アラブ連盟もこれに従う。同月、カダフィー勢力が、首都トリポリから撤退。9月、バニー・ワリード、セブハ、シルテに、カダフィー勢力が追い詰められる。10月、カッダーフィー氏の車列を攻撃し、捕えて殺害。遺体をミスラタで一般公開した後、非公開の場所に埋葬。15東部出荷ターミナル封鎖:連邦制要求騒動2013年7月、石油施設警備隊(PFG)の司令官イブラーヒームアル・ジャドラーン(33歳)がキレナイカの自治権強化の動きに合流。配下兵員を動員。シドラ、ラッス・ラノウフ、ズウェイティーナ、トブロクの4ターミナルを占拠、操業停止。「NOC本社をベンガジへ移転」「原油輸出収入の分配増加」「自治権拡大」等を要求。キレナイカ:1949~1951年、イドリース国王を擁立して連邦制(連合制)王国を建国。2012年3月、イドリース王家メンバーを首班とし、部族指導者が集まり、キレナイカ暫定移行評議会の結成が宣言。1949年~1951年にキレナイカ政府が使用した国旗出典:http://www.nationalia.cat/popup‐imatge/1560?トリポリ中央政府は、「自治権」与えず交渉成立。分裂を防ぐ。?連邦制導入は停止。?7月、原油出荷ターミナル再開16出典:Al‐Quds?Al‐Arabiシ部油田・パイプラインの一時閉鎖? 期間:2013年第3四半期から2014年第1四半期まで。? 地元ベルベル系部族勢力が「雇用創出」、「地元へのインフラ整備」、「観光産業振興」などの要求を掲げて、パイプライン閉鎖。? 上流油田群(アル・フィール油田、アッ・シャララ油田(後述)等)が生産停止。? 生産減:最大で約50万b/d? トリポリ中央政府との交渉がまとまり、封鎖が解除。17クーデター(失敗)2014年5月ハリーファ ヒフタル将軍(65歳):元将官。80年代にチャドとの戦争に参加。離反し渡米、ワシントンDCに長年居住。2011年内乱後に帰国。2012年、国軍司令官の推薦を受けたが、アリーゼイダーン政権下、実現せず。その後、国軍一部を引込み「国民軍」を形成。2014年2月14日にもクーデター未遂。5月16日未明、東部ベンガジで民兵勢力を攻撃。航空兵力使用。17日、政府側は強く非難。18日、「国民軍」側はトリポリの議会議事堂を砲撃したが、反撃に遭い敗退。20日、「一連の軍事攻撃はムスリム同胞団を排除するため」と主張。生き残る。出典:???????(アル・ジェジーラジーラTV)この反乱による影響?アルジェリア、サウディ、UAE、トルコ等大使館閉鎖(米大使館は通常態勢と米国務省発表)。?アルジェリア政府は国境の出入りを(念のため)制限。自国民を保護、帰還支援。?19日、サーリハアル・マルガーニー司法大臣は、リビア全土が政府の統制下と確認。政治的要求での兵力使用を強く批判。武力活動の即時停止を要求。→カダフィ政権崩壊後2度目となる議会選挙を6月25日実施へ。18d統治構造の出現・争い拡大?6月25日に投票した選挙結果をもって、新議会への移行→失敗。?権限移譲式典当日、8月4日、新議員(158人/188人)が東部トブロクに行って、新議会成立を宣言。(エジプト国境近く)→ 旧議会が権限移譲認めず。独自に活動再開。→ 両議会が双方独自に首相選出、2人の首相が、各々、閣僚を指名→二重統治構造出現→ 米・英・エジプトはトブロク新議会を、正当な政体と承認。→ 散発的武力衝突を含む、勢力争い。? トブロク勢力:アブドッラーシニーイ首相/ヒフタル将軍軍団・国軍航空部隊、ジンタン市出身民兵「リビアの尊厳を守る作戦」部隊/新議会:「マジュリス・ヌッワーブ」:「House?of?Representative:HoR」:「国民議会」←米、英、エジプト、UAEが支援? トリポリ勢力:ヌーリー アブー・サハメイン首相/国軍とミスラタ市出身民兵、アンサール シャリーア/旧議会:「ムウタマル・ワタニー・アーンム」:「GeneralNational民兵など「暁作戦」部隊:Dawn?Forces:Congress:?GNC」:「制憲議会」←当初、ヨルダン、スーダンなどが同情的姿勢を示す。 ????????? 首都トリポリ住民結束による影響大。?11月5日、リビア最高憲法裁判所が、トブロクの新議会を違憲と判断。→新議会は拒否し、軍事反撃、戦禍拡大。?石油生産・出荷活動への影響が12月に出始める。?リビア中央銀行、SWF支配権の主導権争いとの見方。リビア憲法最高裁判所出典: ??????? ?????(憲法新聞)19二重統治勢力の衝突、影響など? トリポリ国際空港の施設破壊:給油タンク炎上7月13日、ミスラタ出身民兵が、空港守備していたジンタン市出身民兵を攻撃。? トリポリ市内での、民兵組織同士の大規模戦闘?ミスラタ市出身対ジンタン市出身の民兵を軸に諸勢力が参戦(7月後半、国連代表部、日・米大使館、国際NGOなどチュニジア・ルートで退避)? トリポリ市内での戦闘で燃油タンク破壊:8月2日から激化。市内で燃料油不足発生。9,10月は停電発生するも、修復努力により11月には状況改善。→住民支持増加:政治的優勢。? ジンタン市/ヒフタル将軍勢力は、南西部などへ戦線拡大。? トリポリ包囲。12月にかけて、市内で物資欠乏など発生。? アル・フィール油田、アッ・シャララ油田の生産停止:2014年11月、油?田警備のジンタン系民兵をミスラタ勢力と結んだトアレグ族が攻撃。12月14日、東部のラッス・ラノーフとアッ・シドラ原油出荷の2ターミナル閉鎖。NOCは両ターミナルとも不可抗力(Force?Majeure)宣言。出荷容量70万b/d。?政治面で、トブロク新政府敗退するが、武力で反撃。?選挙実施は? さらなる政権交代や民意反映は?20潟rア西部地域の主要油田封鎖(2014年11月)アル・フィール(エレファント)油田:1997年に発見。株主は、NOC(50%)、ENI(33.33%)、Hyundai(4.17%)、KNOC(4.17%)、SK?Innovation(4.17%)、MajukoEnterprise(2.5%)、Daesung(1.67%)(カッコ内は権益比率)らによってEPAS(探鉱生産物分与契約)によって開発を進めている。2007年に14万バレル/日の生産を記録した後、減退が始まる。「アル・フィール」はアラビア語名で「象」を意味し、英語名「エレファント油田」とも呼ばれる。アッ・シャララ(El?Sharara)油田:1984年に発見。株主は、NOC(50%)、Repsol(20%)、OMV(15%)、Total(15%)であり、操業はAkakusOil?Operation/Repsolが行っている(カッコ内は権益比率)。2012年には20.1万バレル/日の生産があった。近傍の油田と合わせて見込生産容量は35万b/d、残存埋蔵量は原油6.9億バレルと見られている。?2014年11月第1~3週、ミスラタ勢力と同盟を結んだトアレグ部族民兵の攻撃で、労働者が退避。生産停止。?新たな火種として懸念されたが、収束へ向かった。出典:各種資料を基にJOGMEC作成21イスラーム国が西部で訓練キャンプ設置...か??11月半ばより、the?guardian、TIME、CNNが報道。? “東部デルナ市が、ISの支配下に?(トリポリから北東720km、アル・ベイダとトブロクとの間、人口10~15万人)”? “300~800人のIS戦士が決起、車輛60台。アル・カーイダ民兵を打ち負かす。判事、警察、ジャーナリストの有力者を暗殺。市内の学校が男女別学、商店から女性マネキンが撤去。アミール(首長)を擁立。”? 米アフリカ軍デビッド・ロドリゲス司令官が12月3日に議会報告し、記者会見で、説明。“200人のIS戦士がリビア東部で軍事教練”? 国連サハラ特使Ms.?HirouteGuebreSellassie氏が安保理で12月11日、近隣諸国へ脅威を発言。? 予見される今後の展開:? 米軍がイタリアの基地から無人機で偵察→爆撃。欧米人誘拐、米軍事顧問派遣。?ISは「暁作戦」部隊に合流→両者を空爆へ? 今後の、石油生産・出荷への影響は、予断を許さない。「10月3日にISがパレード」、出典:Time22潟rアの今後の展望2014年7月以降に発生した統治機構の混乱が石油生産・出荷に影響:短期的には限定的。しかし、IOC技術者の一時撤退、インフラ損傷、入札停滞などにより中長期的には発展・成長が大きく阻害。?国連による仲介「ガダメスⅡ」:ベルナルド・レオン国連リビア特使による和平会議は12月9日から1週間延期。トリポリとトブロクの両勢力間での対話も呼びかけられている。? 新規の油・ガス田発見(過去45年間で約300の油・ガス田発見)→中長期的ポテンシャリティは高い。2014年11月、BPは、洋上の3D震探を開始を発表。?? 豊富な外貨準備:外貨保有1150億ドル(1420億LD)と在外資産:リビア中央銀行総裁は「石油が輸出できなくても、今後3年間は、国家の財政が破たんすることは無い」と発言(2014年5月)。歳入は1月から11月で192億LD(約150億ドル)。前年同期は580億LD(約450億ドル)。歳出は385億LD(約300億ドル)で、赤字分は外貨準備取崩などで対応。(12月9日、中央銀行声明)? 短期的:紛争が停戦し、ターミナル・石油生産再開すれば100万b/dまで回復。? 中期的:政体が樹立され、安定すれば150万b/dまで回復見込。ご清聴ありがとうございました。2324
地域1 アフリカ
国1 リビア
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アフリカ,リビア
2014/12/22 濱田 秀明
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