ページ番号1007352 更新日 平成30年2月16日

石油市場の現状と今後の展望-OPEC非公式協議改め臨時総会を終えて-(2016年10月28日修正版)

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レポートID 1007352
作成日 2016-10-21 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 市場
著者 野神 隆之
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年度 2016
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 石油市場の現状と今後の展望-OPEC非公式協議改め臨時総会を終えて-2016年10月20日(10月28日修正版)調査部野神 隆之1エ油価格(2003~16年)2エ油価格(2015~16年)3エ油相場の現状(2016年7月)1.原油価格(WTI)下落基調:7月1日終値48.99ドル→8月2日終値39.51ドル2.主な変動要因:①英国のEU離脱決定(2016年6月23日国民投票)で、英国及び欧州経済の先行き不透明感増大→英ポンド及びユーロ下落&米ドル上昇?米国での原油及びガソリン在庫の増加③米国石油坑井掘削装置稼働数増加※価格は1バレル当たり、以下同様4ト国原油在庫量(2016年)・米国原油在庫量は減少傾向を示すも、平年幅超過は続く5ECD諸国石油在庫量(2016年)・OECD諸国の石油在庫量も、平年の水準を超過する状態継続6ト国水平坑井掘削装置稼働数と原油価格・生産量・2014年の原油価格下落後、リグ稼働数はピーク時より8割減少したものの、2016年5月13日を底に増加に転じる。・原油生産量は、油価・リグ稼働数下落後も上昇を続けてきたものの、タイムラグを経て2015年前半をピークに減少に転じた。2014年10月24日:1,262基2016年10月21日:398基2016年5月13日:273基7エ油相場の現状(2016年8月初~中旬)1.原油価格上昇基調:8月2日終値39.51ドル→8月19日終値48.52ドル2.主な変動要因:①8月8日にアルサダOPEC議長(カタールエネルギー産業相)が9月26~28日の国際エネルギーフォーラム(IEF)(@アルジェ)に際し非公式協議開催を発表+サウジアラビア及びロシアが支持及び協力を示唆→原油生産調整期待増大?米国ガソリン在庫減少8エ油相場の現状(2016年8月中旬~9月27日)(1)1.原油価格40ドル台での動き:2.主な要因:①OPEC産油国原油生産調整に対する関係者の多様な発言→市場の期待増減?ナイジェリア武装勢力の石油関連施設攻撃停止の発表③リビアでの原油生産回復の可能性④米国金融当局関係者による金利引き上げに対する前向きな発言、しかし9月20~21日のFOMCで金利引き上げ見送り9エ油相場の現状(2016年8月中旬~9月27日)(1)(続き)2.主な変動要因(続き):⑤IEAによる、当初見込みよりも石油需給緩和状態が長引くとの見解⑥米国石油坑井掘削装置稼働数増加10PEC産油国を巡る動き(1)1.2015年12月4日:OPEC通常総会で原油生産上限設定(それまで加盟12ヶ国で日量3,000万バレル)見送り2.2016年2月16日:サウジアラビア、ベネズエラ、カタール、ロシアで2016年1月現在の原油生産量で凍結する旨合意(但し他の主要産油国の参加を条件)11PEC産油国を巡る動き(2)3.4月17日:OPEC及び主要非OPEC産油国による原油生産凍結を巡る協議:合意できず4.6月2日:OPEC通常総会で原油生産調整につき合意できず12PEC非公式協議→臨時総会(1)1.9月28日午後にアルジェで開催2.当初は非公式協議:原油生産調整に関し前向きな発言があるも、イラン(現状日量360万バレル程度の原油生産量に対し制裁前の日量400万バレル超の原油生産量達成まで自国の原油生産調整を事実上拒否)、リビア(現状日量35万バレル程度の原油生産量に対しカダフィ大佐追放運動前の原油生産量(日量160万バレル程度)に回復するまで原油生産凍結を事実上拒否)→足並み揃わず13PEC非公式協議→臨時総会(2)3.最終的には加盟14ヶ国で日量3,250~3,300万バレルの原油生産制限を実施することで意見が一致→臨時総会へと変更4.個別生産上限については、委員会を設け検討、11月30日の次回OPEC通常総会で決定の予定(今回は事実上困難)5.背景:2016年2月からの原油生産凍結に関する議論が決着せず、OPEC産油国の結束力と市場支配力に関し市場からの信頼を失うことに対して危惧した可能性14PECプレスリリース(2016年9月28日)出所:OPEC15PEC原油生産量(OPEC月報:2016年9月)16ホOPEC原油需要量(OPEC月報:2016年9月)17ホOPEC原油需要量(OPEC月報:2016年10月)18PEC非公式協議→臨時総会(3)6.臨時総会後の動き:①10月12日:OPEC非公式協議実施(アルジェリア、ガボン、カタール、UAE、ベネズエラ、ロシア、OPEC事務局長)→意見交換の場、意思決定なし(サウジアラビア、イラン、イラク欠席)②10月28~29日(予定):高級レベル協議(第1回会合)→個別生産上限につき検討(予定)③11月25日(予定):高級レベル協議(第2回)19PECプレスリリース(2016年10月12日)出所:OPEC20PEC非公式協議→臨時総会(4)7.問題点:①増産余地があるイラン、ナイジェリア、リビアは個別原油上限設定における例外扱いをするにしても、他の各加盟国の原油生産上限につき、各加盟国がより多くの個別上限を主張する結果、議論が紛糾する可能性②結果として、次回OPEC総会でも個別生産上限の決定が見送られる(但し議論は継続)といった展開も21Cラン原油生産量(2012~16年)・2016年9月時点で日量367万バレルの原油生産、日量400万バレル超目標。※「現在は日量380万バレル」とザンギャネ石油相(10月17日)22iイジェリア原油生産量(2012~16年)・武装勢力による原油生産・出荷関連施設攻撃続く。原油生産不安定に。23潟rア原油生産量(2012~16年)・2016年9月現在の原油生産量日量35万バレルと、国内混乱で原油生産低迷続く(一部石油ターミナル操業再開)24PEC原油生産統計(1)(2次情報源)出所:OPEC月報(2016年10月)25PEC原油生産統計(2)(1次情報源)出所:OPEC月報(2016年10月)26Tウジアラビア原油生産量(2012~16年)・原油増産基調続く、2016年9月現在の原油生産量日量1,058万バレル27Cラク原油生産量(2012~16年)・増産基調、2016年9月現在の原油生産量日量446万バレル28鴻Vア原油生産量(2012~16年)・増産基調、2016年9月現在の原油生産量日量1,111万バレル29PEC原油生産量(2012~16年)・しばしば原油生産上限(赤線)を超過(~2015年12月)30エ油相場の現状(2016年9月28日~)1.原油価格上昇傾向:50ドルを突破、10月19日終値は51.60ドルと2015年7月14日(この時は53.04ドル)以来の高水準に2.主な変動要因:①OPEC臨時総会での原油生産制限の決定によるOPEC産油国結束の兆し、及び次回OPEC総会での原油生産調整方策決定に対する市場の期待増大②米国原油在庫減少31Z期的見通し(1)1.冬場の暖房用石油製品需要期到来(11月1日~翌年3月31日):製油所の稼働上昇、原油精製処理量の増加、原油購入活発化→季節的な需給引き締まり感が市場で発生(+気温及び気温予報)2.11月30日開催予定のOPEC通常総会における原油生産調整方策決定に対する市場の期待3.1+2=原油相場を少なくとも下支え32Z期的見通し(2)4.次回OPEC通常総会の結果によって原油相場左右:①全く何も決定しなかった場合:市場の失望感から原油相場下落②OPEC加盟国全体の生産上限設定、個別上限は継続協議:市場の期待保持で原油相場下支え③個別生産上限決定:(一時的であれ)原油相場上昇33Z期的見通し(3)5.OPEC通常総会後の市場の注目点:OPEC産油国による原油生産上限順守状況→順守状況が悪いと市場のOPEC産油国に対する信頼感低下で、原油相場に下方圧力が加わる可能性6.原油価格の上昇:米国シェールオイル開発・生産回復に対する市場の期待から、限定される場合も(WTIで50ドルを大幅に超過する水準は、持続が困難となる可能性)34ト国原油生産量35「界石油需給バランス(2016年)・世界石油需要増加、及び米国原油生産量の伸び悩みで、需給バランス引き締まりへ。在庫変動その他(②-①)*: OPEC産油国については2016年9月の原油生産量がその後も維持されるものと仮定、OPECにはインドネシア及びガボンを含む1.171.580.180.260.40総需要①非OPEC生産OPEC原油生産OPEC NGL生産総供給②201595.0457.5732.296.7696.621Q162Q163Q16(単位:日量百万バレル)20164Q1695.4857.0432.776.8496.6595.7756.0533.036.8695.9496.8156.6033.526.9597.0797.0456.8033.647.0097.4496.2856.6233.246.9196.780.50出所:IEAデータをもとに作成36「界石油需給バランス(2016年)(過去の(2016年5月時点)見通し)・2016年第二四半期はカナダの山火事、及びナイジェリアでの原油生産量減少で、当初見込みよりも需給バランス引き締まり。総需要①非OPEC生産OPEC原油生産OPEC NGL生産総供給②在庫変動その他(②-①)201594.7357.6732.056.6896.401.671Q162Q163Q16(単位:日量百万バレル)20164Q1695.0157.0932.566.7796.421.4195.2956.5532.766.8296.130.8496.6756.7932.766.8896.4396.7956.9332.766.9496.63-0.24-0.1595.9456.8432.716.8596.400.46*: OPEC産油国については2016年4月の原油生産量がその後も維持されるものと仮定、OPECにはインドネシアを含む出所:IEAデータをもとに作成37「界石油需給バランス(2017年)・世界石油需要増加の一方石油供給の伸び悩みにより、需給は引き締まり傾向。総需要①非OPEC生産OPEC原油生産OPEC NGL生産総供給②在庫変動その他(②-①)201696.2856.6233.246.9196.780.501Q172Q173Q17(単位:日量百万バレル)20174Q1796.7656.5933.647.0197.240.4896.9357.0133.647.0297.670.7498.1457.3733.647.0698.0798.1957.2333.647.0797.95-0.07-0.2497.5157.0533.647.0497.740.23*: OPEC産油国については2016年9月の原油生産量がその後も維持されるものと仮定、OPECにはインドネシア及びガボンを含む出所:IEAデータをもとに作成38
地域1 グローバル
国1
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国・地域 グローバル
2016/10/21 野神 隆之
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