ページ番号1000231 更新日 平成30年2月16日

アブギラブ油田あぶぎらぶゆでん
英語表記
Abu Ghirab Oilfield
分野
油・ガス田

イラク南東部のイランとの国境近くに位置する油田。
1971 年フランスのエルフエラップ(のちのエルフ社、現在のトタール社の前身の一つ)により発見され、1976 年に生産が開始された。1977 年の国有化の一環として管理権・経営権は国営石油会社 INOC に移管された。Abu Ghurab とも綴られる。
地質区としては、ザグロス褶曲帯(前縁盆地)に属し、集油形態は背斜構造。主要油層は第三紀アスマリ層の炭酸塩岩で、深さは約 3,000m 、孔隙率・浸透率ともに良好である。究極可採埋蔵量は 5~18 億バレルとの幅のある見積もりがなされている。本油田から生産される原油は「バスラ・ヘビー」と呼ばれ、比重 22.72°API 、イオウ分 3.74 %、流動点-40 ℃。
湾岸戦争開始前の原油生産能力が 4 万バレル/日との報告があるが、最近の状況は不明である。

(齊藤 隆、2006 年 8 月)