ページ番号1000252 更新日 平成30年2月16日

アンレス・リースあんれす りーす
英語表記
unless lease
同義語
アンレス・クローズ [ あんれす くろーず ] オア・クローズ [ おあ くろーず ]
分野
その他

米国およびカナダで行われているリース契約において、ディレイ・レンタル条項が、アンレス・ディレイ・レンタルと呼ばれる形になっているリース契約のことである。
リース権者(レッシー)がリースを取得して、なんら実際の探鉱・掘削活動を開始しなければ、リース賦与者(レッサー)は石油の生産から得られるロイヤルティを取得することができない。そこでリース賦与者の利益を確保するために、リース権者に対して遅滞ない活動の開始を義務付ける条項がリース契約に挿入される。これが掘削条項またはディレイ・レンタル条項といわれるもので、一定期間内にリース権者が油井を掘削しないときは、ディレイ・レンタルをリース賦与者に支払うことによって 1 年間権利を保持できるという規定である。初期のタイプは掘削または支払条項(drill or pay clause)と呼ばれるもので、このようなリースはオア・リースと呼ばれる。この場合、リース権者は、このレンタルを支払わないことによって、一方的に解約(鉱区放棄)できるか否かが問題となった。解約できないとすると、レッシーは当初確定期間いっぱいは興味もなくなったリースにレンタルを支払い続ける義務があることになり、不合理であるので、当然解約できるとの解釈が一般化したが、これに対して、1916 年にオクラホマ州で、レッシーが一方的に解約できるのならば、レッサーも一方的解約権があるとの判定が出た。このため、それ以後この条項は、「掘削が開始されない場合は、レッシーが作業開始を 12 カ月遅延させる特権を得るための○○ドルのレンタルを支払わないかぎり(unless pay)リースは終了する」とするアンレス・ディレイ・レンタル条項に改められるようになった。このようにレッシーは、ディレイ・レンタルを毎年支払うことにより、リースの当初確定期間(primary term)を継続的に延長させることができるし、また逆に、ディレイ・レンタルの支払を行わないことによって、リースは当然に終了する。レッシーは積極的なリース放棄の意思表示をする必要はなく、またその後のレンタル支払義務も残らない。ディレイ・レンタルを支払って掘削開始を延長できる期間を rental period というが、通常 1 年間である。