ページ番号1000258 更新日 平成30年2月16日

異性化いせいか
英語表記
isomerization
分野
その他

分子式は等しいが、分子構造の異なる化合物を異性体と称し、ある化合物をその異性体に変えることを異性化という。
例えば直鎖のパラフィン系炭化水素を、接触法によりオクタン価の高い側鎖のあるパラフィン系炭化水素に転化し、高オクタン価のガソリン基材を得るプロセスがある。その他のプロセスとしてはノルマルブタンからアルキレーションの原料であるイソブタンを得る方法やキシレン異性体をパラキシレンに転化する方法などがある。異性化法には、低温異性化法と高温異性化法とがあり、現在後者が主流となっている。前者は、フリーデルクラフツ型触媒を用い、プロセスとしては Shell の液相異性化法などがある。後者は、Shell のハイソマー法、BP の異性化法、UOP の Penex 法などがあり、貴金属をアルミナまたはゼオライトで担持した触媒を水素加圧下で用いる。直鎖のパラフィン系炭化水素から側鎖のパラフィン系炭化水素を製造する場合、1 回の通油による転化ではオクタン価の低い直鎖のパラフィン系炭化水素をかなり含んでいる。さらに高オクタン価のガソリン基材を得るためには、未反応の直鎖のパラフィン系炭化水素を分離し、これをリサイクルする方法をとる。その分離には、精密蒸留による方法とモレキュラー・シーブを用いた吸着分離による方法がある。吸着分離のプロセスとしては、UCC のアイソシーブ法などがある。