ページ番号1000273 更新日 平成30年2月16日

イナート・ガス・システムいなーと がす しすてむ
英語表記
inert gas system
略語
IGS
分野
その他

爆発の 3 要素は、(1) 発火源、(2) 可燃性物質、(3) 酸素であるが、これらのうち一つを除くか制限すれば爆発は発生しない。タンク内の酸素の量を制限し、容易に不活性化することによって爆発を防止するための装置がイナート・ガス・システムであり、略して IGS と呼ばれる。
イナート・ガスとは炭化水素(石油ガス)が燃焼するには不十分な量の酸素しか含まないガス、またはガスの混合物と定義され、タンカーではボイラーからの排気ガスを冷却・除じん・脱硫し、酸素濃度が 5 %以下のものを利用している。このイナート・ガスを各カーゴ・タンクに供給するシステムが IGS である。IGS はイナート・ガス・プラントおよびイナート・ガス供給管系並びに貨油ガスの機関室への逆流を防止する装置、固定式・持ち運び式の酸素濃度計測器および制御機器により構成されている。IMO は「IGS 装備船のタンク内はガス・フリー時を除いて常時 8 %以下の酸素濃度でかつ正圧を保持していなければならない」と規定し、安全を確保している。