ページ番号1000287 更新日 平成30年2月16日

インタスケール・レートいんたすけーる れーと
英語表記
Intascale rate
分野
その他

タンカーの基準運賃率の一つ。
その変遷をたどると、(1) MOT rate、(2) Scale rate、そして (3) Intascale rate と順次改正されてきたものである。
(1) MOT rate:第二次大戦中、米国の戦時海運管理局が策定したタンカーの基準運賃率をポンド建てとして英国の MOT(Ministry of Transport)が制定、公表したものである。元来、MOT レートはドル建ての USMC レートを当時の換算率にてそのままポンド建てとしたものであったが、1949 年 9 月ポンドの平価切下げにより全面改訂された。その後、Scale rate の出現によって存在価値を失った。
(2) Scale rate:London Market Tanker Nominal Freight Scale Rate の略。ロンドン・タンカー・ブローカー委員会(London Tanker Brokers Panel)が上記 MOT レートの不備を改善し、1952 年に発表したものである。その後算定要素の変化に応じ、1954 年に一部改正して Scale No.2 となり、1958 年には大幅な改正を加えた Scale No.3 が発表されたが、1962 年にインタスケール・レート(Intascale rate)の発表によりその使命を終了した。
(3) インタスケール・レート(Intascale rate):前述のロンドン・タンカー・ブローカー委員会を構成しているブローカーの代表委員会が組織する INTASCALE 協会(The International Tanker Nominal Freight Scale Association Ltd. )が、1962 年 3 月に作成した。この基準運賃率は Scale No.3 の主要点を継承したものであり、世界市場における基準運賃の統一を図るべく、ドルとポンド両建て表示を採用したこと、および、積み揚げ地を地理的区分によっていくつかの地域に分けその中心港間の運賃率を規定する方法を改めて、特定港間の基準運賃率を作成したこと、にその特色があった。  
運賃率算定の基礎となった船型は 19,500 重量トン、速力 14 ノット。1967 年 11 月のポンド再切り下げによる修正のほか、発表以来数々の部分的修正をみた。その後ニューヨーク市場で生まれた ATRS レートとロンドン市場での INTASCALE を一体化して 1969 年 8 月ワールドスケール(Worldscale)レートが発表された。