単位重量または単位容積あたりの運賃を運賃率という。原油や鉄鉱石などのバラ積み貨物では英トン（1 ロング・トン＝ 2,240 ポンド）を使用することが最も一般的である。外航タンカーの場合は、各航路別の基準運賃率が存在する。基準運賃率は、米系の USMC 、ATRS 、英系の MOT 、SCALE 、INTASCALE など幾多の変遷を経てきたが、現在世界的に使用されているのが、ワールドスケール（Worldscale）レートであり、タンカーの運賃マーケットは日々刻々と変化するが、実際の運賃率はこの基準運賃率を 100 として、これに対するパーセンテージで表示されることが通例となっている。