英国沖合石油開発協会。
1964 年、英国政府が北海大陸棚での石油・ガスの探鉱・開発権を開放すると同時に、ライセンスを取得した石油会社が同大陸棚での操業上の技術・管理面での諸問題を検討・協議するため NSOC（The North Sea Operators Committee）を設立したが、1973 年に政府の肝いりで現在の UKOOA に改組された。同大陸棚で操業するすべての石油会社で構成され、現在会員数は 40 社で、18 の常設委員会と二つの特別委員会を持つ。同協会は同大陸棚での探鉱・開発に必要な技術・管理・環境上の諸問題に対する研究・調査を実施するほか、海洋・気象情報の収集・提供や通信網の整備を行い、またエネルギー省など政府機関に対して探鉱・開発条件・規準などガイドラインおよび長期エネルギー政策の制定などに関して意見を述べるなどの活動をしている。また会員相互の情報交換の場となっている。協会誌として“UKOOA”がある。