油が連続相で、油のなかに乳化剤、有機粘土類、塩類、水その他の調整剤が加えられた泥水であって、油 85 ～ 95 ％、水 2 ～ 5 ％の真のオイル・マッドと油 65 ～ 85 ％、水 15 ～ 35 ％のインバーテッド・オイル・エマルジョン・マッド（inverted oil emulsion mud）の二つのタイプがあるが、一般的には経済性、粘性の調整、塩分濃度の調整、取扱いなどから、インバーテッド・オイル・エマルジョン・マッドが主として使用されている。高濃度の塩類（塩化ナトリウムまたは塩化カルシウム）を含有するインバーデッド・オイル・エマルジョン・マッドは泥岩層の掘進や高温地層の掘進、水に鋭敏な油層やガス層の掘進に効果的である。また仕上げ流体としても優れた特性を持っている。