ページ番号1000444 更新日 平成30年2月16日
火山岩油・ガス層かざんがんゆ がすそう
- 英語表記
- 分野
- その他
石油・ガスを貯留する孔隙{こうげき}および割れ目の発達した、火山岩および火山砕屑岩{かざんさいせつがん}をいう。海外では、リビアの Amal‐Nafoora‐Augil 油田、インドネシアの Jatibarang 油田が有名だが、例は少ない。しかしわが国では、火山岩油・ガス層は最大の貯留層となっており、その例は多い。秋田では旭川油田、黒川油田、新潟では見附油田、吉井―東柏崎ガス田、南長岡―片貝深部ガス田などがその代表的な例で、いずれもわが国では規模の大きい油・ガス田である。新潟地域では、中新世七谷期の火山複合岩体が主要油層となっている。孔隙は、溶岩、自破砕溶岩および火山砕屑岩の初生的な孔隙、二次的に生じたバグやフラクチャーである。