ページ番号1000452 更新日 平成30年2月16日

加速度計かそくどけい
英語表記
accelometer
分野
その他

加速度に対しある測定周波数について平坦な応答特性が得られるセンサーを加速度計と呼ぶ。
同様の定義で、地震計測や振動計測用センサーには速度計、変位計が考案されているが、反射法地震探査でもっぱら用いられるのは、速度計(一般にジオホンと呼ばれる)または、加速度計である。
振動を電気信号に変換するセンサーとしては、加速度計が最も広範な種類が開発されている。すなわち、DCレベルの信号を扱う重力計や傾斜計も加速度計の一種であり、有感地震の波形を記録する目的で開発された強震計も、多くは加速度計である。さらに高周波の衝撃を感知するセンサーも加速度計が用いられる。地震探査の分野では、必要な数Hzから100Hz程度の周波数で十分な感度、分解能を持つセンサーとして、伝統的にジオホンが使用されており、加速度計が使用されることは少ない。加速度計は、機構上ハイインピーダンスのセンサーになることが多く、この場合アンプを内蔵するため電源を必要とし、大量のセンサーを使用する地震探査ではこの点が欠点となる。ただし、最近では、MEMS(Micro Electromechanical System)型の加速度計が探査用として使用され始めている。これは、小型のセンサーとして3成分観測で有利なことや周波数特性がDCから平坦であることなどの利点があること、A/D変換器も含めたユニットとすれば電源の問題も欠点とならないこと等による。

(黒田 徹、2008 年 5月)