ページ番号1000538 更新日 平成30年2月16日

キャリパー検層きゃりぱーけんそう
英語表記
caliper logging
同義語
坑径検層 [ こうけいけんそう ]
分野
その他

掘削された坑井の坑径を深度に対応して連続的に測定・記録する検層である。
キャリパー検層器は、本体から坑壁に向かって張り出したアーム又はセントラライザーが坑径の変化に従って動いたときの変位を電気信号に変換し、記録するものである。キャリパー検層器は音波検層、密度検層、マイクロ検層などの機器に組み込まれて記録されるほか、4本のアームを備え、それらの動きを独立に測定・記録するものやケーシングの内壁調査用として径の微小な変化を検知できるものがある。
物理検層のデータを環境補正する為にこの坑径情報が必要とされる。キャリパー検層により、膨潤頁岩(swelling shale)、ケービング(caving)、またはウォッシュ・アウト(wash out)などのために坑径が過度に大きくなっている場所や、逆にマッド・ケーキの発達などの原因で坑径が小さくなっている場所を知ることができる。マッドケーキの発達している箇所は浸透性の良い所を示す場合が多いので、浸透性の良い地層を検出することに利用される。また、セメンチングに際しては、ケーシング管と坑壁との間の環状の容量を知ることができるので、セメンチングに要するセメント・スラリーの量を計算することができる。更に、ケーシングなどの円筒状資材に関しては、腐食した場所とか凹みとかスケールの付着している場所などを検知できる。
坑径検層
(齋藤 克栄、2008 年 2月)