ページ番号1000541 更新日 平成30年2月16日

球面発散きゅうめんはっさん
英語表記
spherical divergence
分野
その他

一様な媒質中を伝播する点震源から発震された地震波は球面状に広がり、単位面積あたりのエネルギーは震源からの距離の二乗に反比例して減衰する。これを球面発散効果といい、球面発散効果を補償する振幅補正を球面発散補正と呼ぶ。
反射法地震探査においても、同様な幾何学的発散により地震記録の振幅が時間と共に減衰するので、データ処理の過程でこれを補正する。反射法においては地震波が半球面状に伝播すること、地下構造は一様ではないこと、非弾性吸収や透過損失が起こることなどから、球面発散補正を含む振幅回復処理では、データに対し対応する時間のべき乗を乗ずることが多い。このプロセスはTAR(True Amplitude Recovery)と呼ばれ、相対振幅保存処理には必須である。

(青木 豊、2008 年 3月)