ページ番号1000543 更新日 平成30年2月16日

共通反射点重合きょうつうはんしゃてんじゅうごう
英語表記
common depth point stack / cdp stack
同義語
共通反射点水平重合 [ きょうつうはんしゃてんすいへいじゅうごう ] 水平重合法 [ すいへいじゅうごうほう ] 重合(地震探鉱) [ じゅうごう ]
略語
CDP重合 [ cdpじゅうごう ]
分野
その他

Common Depth Point stack(CDP重合) の略であり、共通反射点水平重合ともいう。
一般に、CDP(common depth point:共通反射点)は同一の反射点に対応する受振点と発震点のペアからなるトレース群を指し、水平構造の場合、共通反射点は発震点受振点の中点に位置するため、CMP(Common Mid Point)とも呼ばれる。地下の反射点が同一であれば、反射波の進む経路にかかわらず、ほぼ同様な波形の反射波が得られる。これに反して、ランダム雑音波(風雨、車両などで生ずる)の波形は全く不規則である。そこで、反射点を共有する記録を加え合わせれば、S/N比が大幅に上がる。この操作をCDP重合と呼ぶ。
N本の共通反射点記録を重合するとS/N比は√N倍向上する。これをN重合と呼ぶ。また、ランダム雑音波だけでなく、重複反射(海中及び地層間で何度も反射を繰り返す雑音波)の除去にも極めて効果的である。地下構造が傾斜している場合には、反射点は同一の点に集中せずに反射面に沿って分散してしまう。このような反射点の集合を正確な位置で最適に重合するにはDMO処理が必要となる。

(川中 卓、2008 年 5月)