ページ番号1000560 更新日 平成30年2月16日

擬重力ぎじゅうりょく
英語表記
pseudo gravity
分野
その他

擬重力とは、磁化強度を密度に置き直したときに期待される重力異常に相当し、磁力探査によって求められた磁力値からポアソンの方程式によって求められる。
具体的には、磁気ポテンシャルを外部磁化方向に積分したものを鉛直方向に微分することにより得られる。一般に、全磁力分布の異常は、正負あるいは極大、極小の異常が組になって現れることが多いが、これを変換した擬重力分布には、それらの組になった異常がひとつの正または負、あるいはひとつの極大、極小になって現れる。また、全磁力分布の異常は、その原因である物体の位置に関して一般に非対称であるが、擬重力分布ではその物体の直上で磁性の大きさに対応した正負の異常を示すことから、磁気異常の解釈が容易となる。
擬重力を鉛直方向に微分したものを極磁力という。

(田中 智之、2008 年 5月)