ページ番号1000568 更新日 平成30年2月16日

掘削くっさく
英語表記
drill / drilling
同義語
drilling
分野
その他

一般に、地下にある石油やガスのような地層流体を発見し、採取する目的で坑井を掘ることをいう。
油層・ガス層を発見する目的の掘削は試掘、その範囲や諸特性を確かめるための掘削は探掘、石油・ガスを採取する坑井を掘ることは採掘という。19 世紀後半に石油を探鉱・開発するための坑井の掘削が始まったころ、坑井の掘削方法は綱式(綱掘り、ケーブル・ドリリング)または衝撃式(パーカッション・ドリリング)と呼ばれる方法であった。これは、長大で重いタガネ状のビットをワイヤーロープで坑井内につり降ろし、地上でロープを捕まえる金具をビーム(けた)の先につけ、ビームの他の端をクランクにつなぐことによってビームの端を上下させ、ビットに上下動を与えて坑底の岩石を衝撃によって砕いて掘り進む方法である。この方法では最大深度 1,500m くらいまでの坑井を掘削できるが、1920 年ころからはロータリー式掘削法が実用化され、装置の改善・大型化により、現在では専らこの方法が用いられている。これは長くつないだパイプの先にビットをつけて坑井内に降入し、地上でパイプの上端を回転させ、ビットが回転しながら坑底の岩石を削るもので、削りとられた掘りくずは、パイプの中にポンプによって送り込まれ、ビットの先から噴出し、パイプ(掘り管)と坑井壁との間を上昇して地上に戻る泥水によって連続的に地上に運ばれる。ロータリー式掘削法の詳細については「掘削装置」の項を参照されたい。