ページ番号1000595 更新日 平成30年2月16日

グリースぐりーす
英語表記
grease
分野
その他

グリースとは、潤滑油中に増稠剤{ぞうちょうざい}を分散させて半固体または固体状にしたもので、特殊な性質を与える他の成分が含まれる場合もあると日本工業規格(JIS)で定義されている。グリースは、常温では固体または半固体であるが、使用時に圧力がかかり、温度が上昇すると流動性を帯びて潤滑油として作用し、圧力および温度が元に戻ると、再び固体または半固体に戻る。そのため、グリースは潤滑給油の困難な場所、製品が油で汚れてはならない場所、運転が断続的な場所、塵埃{じんあい}の多い場所、有害腐食性ガスが発生する場所、荷重が大きい場所、衝撃的な荷重を受ける場所、高温軸受などに使用される。グリースには数多くの種類があるが、その性状と配合する石けん(増稠剤)の種類によって、耐水性グリース、耐熱性グリース、混合型グリース、万能型(はん用)グリースに区分される。グリースの主成分は基油と増ちょう剤から成っているが、このほかに添加剤や充てん剤を少量加えて、グリースの性能を望ましい方向に変えることができる。添加剤としては、構造安定剤、酸化防止剤、極圧添加剤、腐食防止剤、さび止め剤などがある。