ページ番号1000632 更新日 平成30年2月16日

検層けんそう
英語表記
log / well log
分野
その他

検層とは、掘削された坑井により交差した地層の物理的特性、坑井あるいはケーシングの幾何学的特性(孔径、方位・傾斜等)、油層の流れの挙動等を深度毎に記録したものである。
測定結果は細長い紙に深度に対して記録され、これがログ(Log)と呼ばれる(Logは通信や航海の記録を意味する)。検層記録を取ることをLoggingと言い、ワイヤーラインによる検層をワイヤーライン・ログ(Wireline Log/Logging)と呼び、泥水を通して地層の情報を得ることを泥水検層(Mud Logging)と呼ぶ。ワイヤーラインによる検層に対し、LWD及びMWDは測定機器が掘削アセンブリーに装備されており掘進しながら測定を実施する。また、検層(Logging)は坑井が裸孔かケーシング坑井によって、裸坑検層(Open-hole logging)と管内検層(ケーシング坑井検層:Cased-hole logging)に分けられる。一般的に地球物理及び物理的測定手法を使用しているので、物理検層(Geophysical Log/Logging)とも呼ばれる。
検層は、またその測定原理及び目的により、電気検層(SP検層、ノルマル検層、インダクション検層、ラテロ検層、マイクロ比抵坑検層など)、放射能検層(ガンマ線検層、中性子検層、密度検層、核磁気共鳴検層など音波検層(音波(音響)検層、アレー・音波検層、セメント・ボンド検層など)、地質情報検層(ディップメーター、FMI等)、震探検層(チェックショット速度検層、VSPなど)、サンプリング検層(サイドウォール・コアリング検層、RFT、MDTなど)、補助検層(キャリパー(坑径)測定、坑井幾何学特性検層、温度検層など)、特別検層(過酷条件下での検層(logs in hostile environment)、掘削管経由検層(measurement thru drill pipe)など)に区分される。
測定の目的、対象層のタイプ、裸坑かどうか、坑径の大きさ、坑井の状態・温度・圧力条件等を考慮し、どの様な検層の組み合わせ、順序で検層を実施するかを決定する。

(齋藤 克栄、2008 年 2月)