ページ番号1000648 更新日 平成30年2月16日

原油価格規制げんゆかかくきせい
英語表記
crude oil price regulation
分野
その他

自国内に国産原油を持つ国の政府が、国内の経済・社会政策上の考慮から国内消費向け国産原油価格に上限を設けて抑制することをいう。国際石油価格の水準が大きく変化した石油危機の時代にこの政策を採用した産油国は少なくなかったが、米国、カナダ、オーストラリアなどで実施されたが、これらの国々はいずれも一部の原油を輸入している国で、国産原油に人為的価格を設定したのに伴い煩瑣{はんさ}な数量配分などの措置をせざるを得なくなり、また価格抑制は国産原油の探鉱・開発投資の奨励と矛盾し、一方では消費者の省エネルギー促進にならないことなどから、このような規制は長続きするものではなく、結局は価格を漸次国際水準に近づけ、一方で超過利潤防止の税制を新設して価格規制を撤廃するに至る。上記の例でいえば 1985 年 5 月現在、米国では既に撤廃し、他の 2 カ国も近く撤廃の方針を決定している。