ページ番号1000689 更新日 平成30年2月16日

坑井種別こうせいしゅべつ
英語表記
well classification
分野
その他

坑井の種類は、坑井の掘削目的による分類と掘削後の坑井の状態または使用目的での分類とがあり、探鉱段階から開発移行時までは前者を、開発段階では後者を主に用いる。

(1)掘削目的による坑井の分類:
(i)試掘井(exploration well):全く未知の油層またはガス層を目的に掘る坑井のこと。
(ii)探掘井(delineation well):石油またはガスが発見された構造の広がり、油層性状の変化、原始埋蔵量を確認するために掘る坑井のこと。
(iii)評価井(appraisal well, evaluation well):探掘井と同様の目的で掘削される坑井であるが、探掘井に比べ油田評価の精度を高めるための情報入手という意味合いが強くなる。
(iv)開発井または採掘井(development well):石油またはガスの採取を目的に掘る坑井のこと。

(2)使用目的による坑井の分類:
(i)生産井、採収井(production well):石油またはガスを採収するための坑井で、主に生産する流体の種類により、油井(oil well)、ガス井(gas well)、ガス・コンデンセート井(gas condensate well)に分けられる。また、坑井の産油状態により、自噴井(flowing well)、ポンピング井(pumping well)、ガス・リフト井(gas lift well)などの分類もよく使われる。
(ii)圧入井(injection well):水やガスを油層に圧入するための坑井。
(iii)観測井(observation well):圧入/生産に伴う油層圧の変化や油水界面・油ガス界面の経時的変化を観測するための坑井で、目的に合わせて新たに掘削することもあれば、生産井や圧入井を転用することもある。
(iv)取水井(water intake well):掘削に使用する水や水圧入用の水を供給するための坑井。
(v)廃水圧入井(disposal well):操業に伴う各種の廃水を地層中に圧入するための坑井。

以上のほか、上記 (2)-(ii) ~ (v) の坑井をサービス井(service well)と総称することもある。また、坑井本来の目的を果たした場合や事故により利用できなくなった場合、その坑井を捨てることになるが、この廃棄された坑井を廃坑井(abandoned well)、なんらかの理由で操業を停止している坑井を休止井(suspended well)という。"