ページ番号1000690 更新日 平成30年2月16日

坑井対比こうせいたいひ
英語表記
well correlation
分野
その他

離れた地域に掘削された坑井の地質層序を比較し、地層の同時代性や、新旧(上下)関係を判定すること。
坑井対比は一般的には掘りくずやコアの観察に基づく岩質と物理検層曲線に示される特性――すなわち地層の比抵抗、自然電位、ガンマ線ポテンシャル、密度あるいは音波伝播速度{おんぱでんぱそくど}など――によって行われる。これに古生物学的データが加味されると地層の同定がより確実なものとなる。その際ある種の砂岩、凝灰岩、石炭などは薄層であっても検層曲線において特徴的な形状を示すため、それが広く分布する場合には、坑井間の地層対比に有効なキー・マーカー(かぎ層)となる。