ページ番号1000693 更新日 平成30年2月16日

坑井内テレビ検層こうせいないてれびけんそう
英語表記
同義語
ボアホール・テレビューアー [ ぼあほーるてれびゅーあー ]
分野
その他

ソナー(超音波探知機)の原理と同様に、検層器から発信された超音波が地層から反射され、その反射波の振幅を画像表示し、坑壁面の情報を得る検層である(図A、図B参照)。
地層から反射された音波のエネルギー量は、岩石の反射率、坑壁の形状などに関係している。反射された音波の振幅を坑壁面の画像として表示し、フラクチャー、バグ(孔隙の一種)などを認定することが出来る。図Cは、フラクチャーの発達の方向を解析している例を示している。また、ケーシング内でこの検層をすることにより、ケーシングの状態(腐食による穴の有無)を調べることが出来る。地熱井におけるフラクチャーの検出に使用される場合がある。この検層器は1970年代に商業化されたが、現在はUBI*(Ultrasonic Borehole Imager)の様な検層器に取って代られている。
*:Schlumberger社の商標

図A:坑井内テレビ検層の発信及び受信した信号
坑井内テレビ検層の発信及び受信した信号
本図の上方には断面図が示してあり、回転する超音波発信器からの音波ビームが孔壁から反射され、それを受信し記録する。下方の図には受信した信号が示してあり、その走行時間と振幅を測定する。
出所:Schlumberger(1987)

図B:磁気計で発信された音波ビームの方位を求める
磁気計で発信された音波ビームの方位を求める
坑井内テレビ検層において磁気計(magnetometer)によって磁北を測定し、発信された音波ビームの方位が求められる。
出所:Schlumberger(1987)

図C:坑井内テレビ検層のログの一例
坑井内テレビ検層のログの一例
サインカーブ状の暗紫色のイベントはフラクチャーであり、その発達する方向を解析することができる。
出所:Schlumberger(1987)

(齋藤 克栄、2008 年 2月)