ページ番号1000704 更新日 平成30年2月16日
坑内震源こうないしんげん
- 英語表記
- borehole source
- 分野
- その他
ボアホール内で使用できる震源を坑内震源と呼ぶ。
坑井間トモグラフィでは必須の装置である。地表で使用される震源と同様に、爆薬タイプと非爆薬タイプがある。坑内保護の観点からよく使用される非爆薬型としては、ピエゾ電気型(圧電素子は、圧力を与えると電圧を生じるが、逆に電圧を与えると変位を生じさせることができるという原理を応用した震源)や小型の油圧装置を用いたバイブレータ型などであり、そのほかに、バネなどによるハンマー型や坑内流体の振動や圧縮により振動を発生させるタイプのものが開発されている。爆薬型では、小薬量のガンパーを応用したタイプが使用される。
(黒田 徹、2008 年 4月)