ページ番号1000714 更新日 令和1年11月11日

国際大手石油会社こくさいおおてせきゆがいしゃ
英語表記
international major oil company
同義語
国際石油会社 [ こくさいせきゆがいしゃ ] メジャーズ [ めじゃーず ]
略語
IOC
分野
その他

一般に、ExxonMobil、Chevron<以上米国系>、Royal Dutch Shell、BP<以上英国系>、Total<フランス系>の5社を指し、通常メジャーズ、スーパーメジャーズ、あるいはビッグ・オイルともいわれる。(2019年10月時点)インディペンデント(独立系石油会社)の対をなす用語としても使われる。これに加え、Equinor(元Statoil)やENIといった国営系石油会社や米国のConocoPhillipsがメジャーズとして取り扱われるケースもある。

かつては、Exxon、Mobil、Texaco(Chevronにより買収)、Socal、Gulf(SocalとGulfが合併しChevronとなる)<以上米国系>、Royal Dutch Shell(オランダ資本60%、英国資本40%)、BP<英国系>、フランス石油(CFP)<フランス系>の 8 社を指す用語として長らく使用されていたが、1980年代以降のメジャー同士の合併・統合により現在の5社へ再編された。

メジャーズ8社の時代、規模が小さく国策会社的性格も強い CFP を除く 7 社がセブン・メジャーズあるいはセブン・シスターズと呼ばれた。しかし、第二次石油危機以降、1984年Socal と Gulf が合併して Chevron となり、またこれら以外の会社でこれらに匹敵するまで浮上したものもあるため、この言葉の用法は流動的となっている。

元来、“メジャー”と“インディペンデント”の用語の登場は 1920 年代にさかのぼる。当初、米国で上位 15 社前後以内にあって国際的な活動も行う大手一貫操業会社をメジャーと呼び、大手石油会社の支配から独立して事業を営む石油会社をインディペンデントと呼んだ。その後、「国際石油カルテル」による世界石油市場の 8 社寡占体制が確立して以来、前述のような用語法が定着した。これら 8 社は、1920 年代末から産油国から得た有利な利権をもとに企業間協定を結び、石油価格や原油・製品供給に関する協定によって、世界の石油資源、石油市場に対する圧倒的支配力を持っていた。しかし、二度の石油危機を通じて、これらの企業は主要産油国における権益の大宗を失い、影響力の後退を余儀なくされた。それに対し、国営会社やメジャーズ以外の一貫操業会社の力が伸長している。(→独立系石油会社