ページ番号1000732 更新日 平成30年2月16日

コセル方式こせるほうしき
英語表記
Coselle
分野
その他

1990 年代後半、カナダのクランアンドステニング テクノロジー Cran & Stenning Technology 社が提案した CNG をコセル(Coselle)と呼ぶ標準型の容器に格納する方式。
1 コセル(外径= 50 フィート以下、高さ=約 16 フィート、重量=約 450 トン)あたり、約 16km の長さの 6 インチ径のコイルに、常温で約 20 メガパスカルの CNG を格納する。1 本あたりの供給コイル長さをいかに長くできるかにこの方式の成否が懸かっているといっても過言ではなく、これが溶接個所数、非破壊検査数削減につながり、コセル製作の信頼性および課題とされてきた製作期間短縮に大きな影響を与える。完成後のコセル内でのガス漏洩に対しての修復の可能性が低いというところには大きな難点はあるが、その小さいコイルのゆえに仮にタンク破壊という事態に立ち至ったとしても急膨張による冷却(ジュールトムソン効果)は生じないとされる。

CNG 船仕様比較表

    コセル方式 クヌッツェン方式 ボトランズ方式
(エナシー方式)
貨物タンク容量   m3 32,700 77,100 74,260
CNG 積載容量 m3 900万 2,000万 2,000万
ft3 *1 31,800万 7億 7億
貨物タンク数   108
(=6 タンク/スタック×18 スタック)
2,672 2,400
(=24 パイプタンク/モジュール×100 モジュール)
ホールド数   5 12 12
主要寸法 全長 m 243 276.2 306
垂線間長 m 231.8 259.75 291
m 38 54 50
深さ m 25.9 29 27.4
計画満載喫水 m 10.3 13.5 10.3
軽荷喫水 m 9 10.5 7.5
船級     米国船級協会によるコンセプト承認 ノルウェー船級協会 米国船級協会による基本承認
貨物タンク比較 計画圧力 MPa *2 20 25 13
格納温度 常温 常温 -30
材料   API 5LX70 API 5LX80 API 5LX80
外径 in *3 6.625 42 42
降伏応力 MPa *2 483 552 552
千重量ポンド/平方インチ 70 80 80
板厚 in *3 0.251 1.44 0.75
設計応力 MPa *2 264 365 364
降伏応力/設計応力   1.83 1.51 1.52
貨物タンク重量   t *4 4 万 8 千 60 10 万 2 千 800 4 万 9 千 900
貨物タンク重量トン/
CNG 積載容量百万立方メートル
  5,340 5,140 2,495
  対ボトランズ方式 2.1 2.1 1
荷役方法 積荷/揚荷口   半潜水型ターレット荷役 半潜水型ターレット荷役 半潜水型ターレット荷役
積荷温度/圧力 ℃/MPa *2 常温/25 常温/25 -29/13(船内で冷却)
揚荷       液体置換方式

*1:ft3=立方フィート *2:MPa=メガパスカル、*3:in=インチ *4:t=トン

(後藤 譲、2006 年 3 月)