ページ番号1000738 更新日 平成30年2月16日

国家石油備蓄基地こっかせきゆびちくきち
英語表記
分野
その他

国家石油備蓄の恒久的な貯蔵施設として国家石油備蓄基地が必要である。基地の建設については、候補地点について、まず石油公団がフィージビリティー・スタディを実施し、その結果が良好と判断され、また地元の受入れ体制が整ったと判断された場合に、当該地点に関して同公団が「立地決定」を行う。この決定の後、実施主体としての国家石油備蓄会社が設立され、政府および公団の支援のもとに建設が進められる。これまで7地点について立地決定および会社の設立が行われている。1984 年度(昭和 59 年度)末現在、既に一部完成しオイル・インが行われたものとして 2 基地(むつ小川原基地および苫小牧東部基地)があり、他の 5 基地(秋田、福井、白島、上五島および志布志の各基地)はいずれも建設中である。7 基地のうち、むつ小川原、苫小牧東部、福井および志布志{しぶし}の 4 基地は陸上タンク方式であり、白島{しらしま}および上五島{かみごとう}は貯蔵船に貯油する洋上備蓄方式をとっている。また秋田は地中タンク方式を採用している。さらに、地下備蓄方式の基地建設については、久慈{くじ}、菊間および串木野の3地点につき、これまで石油公団においてフィージビリティー調査が行われてきた。