ページ番号1000908 更新日 平成30年2月16日

震源しんげん
英語表記
source / seismic source
分野
その他

自然地震の分野では、「震源」とは、とりもなおさず地震発生源を意味するが、探査分野では、人工地震を発生させる振動源を意味する。
すなわち、弾性波探査では、人工的に発生させた振動が地中内へ伝播した後、地層境界面で屈折や反射し地上へ戻ってきた波動を受振器で検知し探鉱機で記録することによりデータを取得し、それを元に解析を行うものである。このため、人工的な地震動を発生させる「震源」は、受振器や探鉱機と共に、必須の要素技術である。
最も古くから利用されている陸上探査用の震源はダイナマイト(爆薬)である。近年では環境に対する問題から非爆薬震源であるバイブロサイスが多用されるようになってきている。この他、非爆薬震源としては、加速式重錘落下装置やランドエアガンなどの装置も利用されている。
海上調査では、近年爆薬が使用されることはほとんど無い。これは、魚介類など環境への影響が懸念されるためである。海上調査用の非爆薬震源では、エアガンが最も汎用性があり、多く用いられている。その他、浅層探査用のスパーカーや特殊なものではウォーター・ガンやマリンバイブレータなども開発されている。また、坑井間トモグラフィなどを目的として、坑井内で使用される震源もあり、これは、坑内震源と呼ばれている。

(黒田 徹、2008 年 5月)