ページ番号1000925 更新日 平成30年2月16日

磁化率じかりつ
英語表記
magnetic susceptibility
同義語
帯磁率 [ たいじりつ ]
分野
その他

帯磁率とも呼ばれ、磁性体が磁化される強さ M と磁場 H を関係づける比例定数 k のことで、物質の磁化の程度を表す。
鉄、ニッケル、コバルトなどの強磁性体以外の物質では、ある磁場の大きさまで M=kH の比例関係を示す。一般に岩石の磁性は、この磁化率 k によって示される。鉱物の中で磁性を持っている主なものは、磁鉄鉱、チタン鉄鉱、硫鉄鉱であり、多数の鉱物の集まりからなる岩石の磁性は、これらの鉱物の含有量によって決まる。火成岩で4π×10-4~10-2、変成岩で4π×10-5~10-4、堆積岩で4π×10-6~10-5程度(SI単位系)の大きさである。帯磁率は、岩石の識別や風化・変質の程度の指標として利用でき、その測定は、試料を自然乾燥させた後、帯磁率計を試料表面にあてることによって迅速に測定が可能である。

(田中 智之、2008 年 3月)