ページ番号1000930 更新日 平成30年2月16日

地震探査じしんたんさ
英語表記
seismic prospecting / seismic exploration
同義語
seismic exploration 地震探鉱 [ じしんたんこう ]
分野
その他

人工的に起こした弾性波を利用して地下構造を調べる技術で、物理探査の一つである。
物理的性質の違う地層が重なっていると、その境界面で弾性波は光と同じように屈折・反射現象を起こす。弾性波の入射角が屈折率との関係で定まる臨界角になったとき、屈折波は地層境界面に沿って伝播し、再び臨界角で射出する屈折波を出し続ける。この現象を利用して地下構造を調べる方法を屈折法地震探査という。
一方、境界面で反射する波を利用するものを反射法地震探査という。反射法の原理は、バイブレータ(バイブロサイス)、ダイナマイト震源、エアガン等により人工的に発生した波が、地下の境界面で反射して戻ってくるまでの時間(往復走時)を、地表や水中に設置した多数の受振器で測定して反射面の深度を知るというものである。原理的にはレーダーや金属の探傷機と似ているが、石油探鉱においては、解析対象やデータ量が巨大であること、不均質の度合いがはるかに大きいこと等により、解析には膨大な計算を必要とする。
石油探鉱では主に反射法地震探査が利用されている。その理由としては、反射法はある対象深度に対して屈折法よりも短い測線長ですむこと、成果が地下断面を精密に視覚化した記録断面として得られること等があげられる。
石油探鉱では主に反射法地震探査が利用されている。

(川中 卓、2008 年 5月)