ページ番号1001437 更新日 平成30年2月16日

ネットバック価値ねっとばっくかち
英語表記
netback value
分野
その他

特定原油の市場価値を評価するために、その原油の製品得率および製品の市場価格から逆算して得た評価値。最も簡略化された形として次の算式が用いられる。

ネットバック価値の算出にあたって製品得率 (α) や製品価格 (P) 、精製コストなどに関するデータは多岐にわたっているので、その使用目的によって適切なデータを選択することが重要なポイントとなる。Petroleum Intelligence Weekly などの石油情報誌では原油価格(スポット価格 / GSP)の先行指標的な意味あいでこれが使われる場合が多いが、それはネットバック価値の算出に使われる製品スポット市場の価格が先行指標的な性質を備えているためである。他の用法としては、新規に生産を開始する原油の井戸元価格を決定するために利用される場合がある。なお、PIW 誌はネットバックの算出について次に挙げるデータを採用している。(1) 製品価格:代表的スポット市場価格、(2) 製品得率:典型的な限界得率。米国メキシコ湾岸での得率は upgrading を考慮したものとなっている。(3) 精製コストなど:通油量によって変動する費用部分のみを含め、減価償却費および販売コストは含めない。(4) 輸送費・保険料:適当な規模のタンカーをスポット市場で一航海だけチャーターする費用(Worldscale 協会のフラット・レートに AFRA 指数を乗じて算出)。なお原油のロスおよび自家消費分については、その価値をゼロと見なし、当該数量分だけ製品生産量が減少するとの扱いをしている。