ページ番号1001462 更新日 平成30年2月16日

背斜はいしゃ
英語表記
anticline
分野
その他

褶曲{しゅうきょく}している地層の波状部の山にあたる部分で、地表の露出部では背斜の中心部に向かうほど層序的に下位の(または古い)地層が出ている(図参照)背斜の垂直的に最も高い点を背斜冠(crest)、両側の斜面に当たる部分を背斜翼(wing)(背斜脚ということもある)、一方の背斜翼から他方の背斜翼に移る部分を背斜頂(apex)、背斜頂を通り、両側の翼を二等分する面を背斜軸面(axial plane)、この面と個々の地層との交線を背斜軸(axis)という。背斜に集油、集ガスが行われるという学説を背斜説、背斜によって形成されるトラップは背斜トラップと呼ばれる。(→背斜説背斜トラップ

図 背斜構造の要素と名称 図 いろいろな背斜構造