ページ番号1001466 更新日 平成30年2月16日

廃水処理(油田の)はいすいしょり(ゆでんの)
英語表記
water treatment for disposal
分野
その他

石油・ガス生産から排出される廃水には、油田水、雑処理水(施設清掃、補修、改造工事などから発生する)、敷地内からの雨水などがあるが、遊離状およびエマルジョン状の油、各種無機塩類とその固形粒子などを含んでおり、そのまま排出すると鉱・公害を起こす。これを防止するために、排出基準や規制が定められており、これに合わせた廃水処理が必要である。地表や海洋に放出できない場合、地下に圧入還元するが、この場合でも、地層の目詰まりや地層の汚染を防ぐための処理が必要である。通常行われている廃水処理は、油分および固形物の除去と、pH 調整(中和)である。油分および固形物の分離方法としては、(1) 沈降分離、(2) 浮上分離、(3) 凝集分離、(4) ろ過分離などがあり、実際的には、これらの方法を単独または組み合わせることにより、それぞれの油・ガス田および環境に合致した経済的、効率的な処理を行っている。