ページ番号1001467 更新日 平成30年2月16日
排水処理設備はいすいしょりせつび
- 英語表記
- waste water treatment facilities
- 分野
- その他
石油を取り扱う施設の排水処理設備は、主に油分が対象となるため、従来は油水分離を主眼としたAPI型、PPI 型などのオイル・セパレーターによる比重差を利用した物理的排水処理方式が主流であった。
しかし近年は、油分排出基準が厳しくなるとともに、油分のほかに COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質量)などの対策も必要となり、排水にアルミニウムや鉄の塩類、有機高分子化合物などの凝集剤を添加し、油分や浮遊物質の吸着・分離を行う凝集法、活性炭充てん槽に通水し、COD、色、においを吸着・除去する活性炭吸着法、微生物を利用して排水中の有機物の酸化分解を行わせ、COD、油分、においを除去する活性汚泥法などの化学的あるいは生物学的排水処理設備が採用されている。