海上の地震探査などで使用される振動センサー。
受振器（ジオホン）に対し、ハイドロホンは、適当な訳語が無く、そのまま使われる。水中で、音圧変化を電圧に変換するセンサーであり、原理は空中の音圧を捉えるマイクロホンと同じである。内蔵された圧電素子により圧力変化が電圧出力される。通常圧電素子そのものは高インピ－ダンスであり計測器では扱いにくい。このため、トランスカップリングとするか、チャージアンプなどを使い、低インピーダンス化して使用される。複数のハイドロホンによるアレイを組んでストリーマー・ケーブルなどに内蔵される。

（黒田　徹、2008 年 5月）