ページ番号1001475 更新日 平成30年2月16日
排油半径はいゆはんけい
- 英語表記
- drainage radius
- 分野
- その他
油層内の石油がいろいろな排油エネルギーによって坑井に排出されることを排油という。
排油半径とは、特定の坑井に着目したとき、その坑井に向かって排油される石油の存在範囲(排油エリア)を、坑井を中心とする円で近似した場合の半径をいう。排油半径あるいは排油エリアは、油層の平面的な広がり、坑井間隔、坑井能力などから求められる。油層の広がりが不確実な場合、あるいは付近が断層、不浸透性ゾーンで区切られている場合には、坑井の産出試験を長期にわたって行うことにより、その圧力データから求めることができる。排油半径は、坑井単位での採取対象となる油の賦存量を計算するパラメーターとしても使用され、油層の広がりが不確実な探鉱段階では、半径 100m をもってその坑井による確認埋蔵量とすることがある(日本工業規格JIS M1006)。