ページ番号1001476 更新日 平成30年2月16日
白亜紀はくあき
- 英語表記
- Cretaceous period
- 分野
- その他
地質時代の一区分。
中生代を三分した最後の時代で、時間的には 1 億 4,400 万年前~ 6,500 万年前の時代。白亜紀に堆積{たいせき}した地層を白亜系(Cretaceous system)と呼ぶ。白亜紀の名称は、ヨーロッパのこの時代にチョーク(白亜、ココリスなどの超微化石を多含する)が広く厚く堆積したことに由来する。白亜紀は大規模な海進によって世界的に海が広がり、白亜紀後半に最大海進期となり、白亜紀末には世界的規模の海退期になった。白亜紀末には、海域で栄えたアンモナイト、三角貝、イノセラムスなどが、また陸域で栄えた大型爬虫類{おおがたはちゅうるい}の恐竜が急激に絶滅した。また、白亜紀には被子植物が繁栄を始め、末期には哺乳類{ほにゅうるい}が出現した。白亜系は世界に広く分布しており、大きな油・ガス田の産油・ガス層となっている地層を時代別にみると白亜系が最も多く、油・ガス探鉱の重要な探鉱対象層となっている。