ページ番号1001524 更新日 平成30年2月16日

パイロット・テストぱいろっと てすと
英語表記
pilot test
分野
その他

一般に、新しい装置や工法や化学プロセスを実用化する前に、小規模な装置を作ってその機能を実際にテストし、商業規模の実行において計画どおりの性能が得られるかどうかを評価するためのテストをパイロット・テストという。
石油開発技術の分野では増進回収法を実際の油田について商業規模で適用する前に、当該油層に対するその攻法の適用性を評価するために行う小規模の現場実験が代表的な例である。この実験を通じて置換効率や掃攻効率の評価および操業上の問題に関するデータを得、商業規模に拡大した場合の採算性を検討するわけである。パイロット・テストで使われる圧入パターンは、単一ないしは数パターンであるが、圧入流体の流れや熱の伝播{でんぱ}などを詳細に把握するために観測井が追加される場合が多い。