ページ番号1001526 更新日 平成30年2月16日
パカッサ油田ぱかっさゆでん
- 英語表記
- Pacassa oilfield
- 分野
- 油・ガス田
アンゴラの北西部、コンゴ川河口の南方約 115km 、海岸線から約 50km 沖合の大西洋陸棚(水深 90m )に位置する油田。
フランスのエルフ社(現在のトタール社の前身の一つ)により 1982 年に発見され、1985 年に生産が開始された。海上施設はプラットホーム 2 基。わが国のアンゴラ石油(株)が 25 %の利権を保有する。
地質区としてはロワーコンゴ盆地(安定縁辺盆地)に属し、集油形態は岩塩の流動によって形成された背斜構造、集油面積は約 21km2。油層は白亜紀ピンダ層のドロマイトで、深さは約 3,250m 。原油性状は、比重 37.9°API、イオウ分 0.17 %。
2002 年の産油量は 4 万 6,368 バレル/日、同年末における累計生産量は 3 億 4,500 万バレルと公表されている。
主文献『石油地質・探鉱用語集』(1989)、『石油・天然ガス資源の未来を拓く』(2004)
(齊藤 隆、2006 年 3 月)