ページ番号1001913 更新日 平成30年2月16日

ワフラ油田わふらゆでん
英語表記
Wafra Oilfield
分野
油・ガス田

サウジアラビアとクウェートとの間の分割地帯(旧中立地帯)で、Aminoil(オペレーター)・Getty により 1953 年に発見された油田。1984 年め産油量は 46 千 b/d 。油層は第三紀の第一エオシン層の石灰岩(深さ 300m )、第二エオシン層の石灰岩(600m)、白亜紀のブルガン砂岩層(1,050m)およびラタウィ層の魚卵状石灰岩(2,050m)。原油性状は、エオシン層のものが比重 18.2 ~ 20°API、硫黄分 4.43 ~ 4.52 %、ブルガン層のものが比重 23.3 ~ 24.O°API、硫黄分 3.12 ~ 3.37 %、ラタウィ層のものが比重 23.5 ~ 24.5°API、硫黄分 3.60 ~ 4.07 %。各原油は 2 分され、サウジアラビア権益分はミナサウドから、クウェート権益分はミナ・アブドラから出荷されている。エオシン原油は硫黄含有率が著しく高いため、出荷前に精製を行っている。