ページ番号1001928 更新日 平成30年2月16日

Atlantic Richfield Company(現BP)atlantic richfield company(げんbp)
英語表記
Atlantic Richfield Company
略語
ARCO
分野
企業

有力インディペンデントあるいはセミ・メジャーとみなされる米国の一貫操業企業である。
1983 年全米石油企業ランキングで、総資産第 6 位、売上高第 7 位、純益第 5 位、原油埋蔵量、原油生産量ともに第 3 位にあり、既にメジャーの域に達する規模を持つ。同社は、1966 年に Atlantic Refining Co. と、Richfield Oil Corp. の合併によって成立した。一方の Atlantic Refining は、1860 年 Van Dyke によって設立され、1870 年にスタンダード・トラストの傘下に入って大西洋岸地域での精製・販売を担当した、米国石油産業の歴史とともに古い企業である。1911 年のスタンダード・グループ解体以後産油部門にも進出して一貫操業化を達成、第二次世界大戦後には、米国中西部での開発、イラン・コンソーシアムへの参加、ベネズエラでの開発など上流部門を強化しつつ、中堅企業として事業を拡大した。他方の Richfield は、1905 年にカリフォルニアに設立された企業を前身とし、1937 年に Richfield Oil Corp. へと改組されてから、太平洋岸を地盤とする一貫操業企業へと成長した。原油基盤が弱体であったため、1950 年代にアラスカでの探鉱を開始し、1957 年に商業油田の発見に至る。しかしその後、独力でのアラスカ開発は無理と判断、Atlantic Refining との合併に踏み切ることになる。1966 年 1 月 3 日、Atlantic による同社の買収が成立、5 月 3 日、新会社は Atlantic Richfield Co. へ社名を変更した。Arco は営業拠点をカリフォルニアに据えて、早くも 1968 年にノーススロープで大油田を掘り当て、次いで Sinclair を吸収して全米第 8 位の石油企業となった。以後、アンダーソン会長の下で、内外での探鉱開発を推進する一方、石炭を始めとする代替エネルギー分野への進出、 Anaconda 買収による非鉄分野への進出など多角化も進めた。石油危機の影響が相対的に軽微にとどまり、メジャーズに肉薄する成長を遂げ得たのは、ノーススロープ原油によるところが大きい。それだけに今後のノーススロープの開発動向によって大きく左右されることになる。ノーススロープ依存率を引き下げ、多角化政策も含めた全社的な経営効率の改善が課題となっている。(→独立系石油会社、→国際大手石油会社