ページ番号1001940 更新日 平成30年2月16日

Chevron Corporationchevron corporation
英語表記
Chevron Corporation
分野
企業

1879 年にスタンダードトラストにより設立された米系石油メジャーの一社。
2003 年 10 月、非スタンダード系のメジャーであったテキサコ(Texaco)を買収した。合併後、社名をシェブロンテキサコ(ChevronTexaco)としていたが、2005 年 5 月、社名をシェブロン(Chevron Corporation)に再び戻した。買収規模は、合併時点でのテキサコの負債総額 80 億ドルを含め、総額 430 億ドルに相当した。買収は、株式交換方式により行われ、テキサコ社 1 株に対してシェブロン社 0.77 株が割り当てられた。
シェブロンは、1980 年に国有化されるまでサウジ アラビアでの石油開発利権を保有していたアラムコ(ARAMCO: Arabian American Oil Co.)を 1933 年に設立した企業でもある。
テキサコは 1901 年、テキサスのスピンドルトップ大噴油井とともに始まった中西部石油ブームのなかで設立されたかってのメジャーであり、1984 年にシェブロンにより買収されたガルフ石油(Gulf Oil)とともに、ロックフェラーのスタンダード・グループの独占を打ち破って成長し、スタンダード系企業と対抗し得る有力メジャーとなった。テキサコは、1990 年頃より業績の低迷が顕著になってきた米国下流事業の強化のため、米国東部、およびメキシコ湾岸地域の下流事業を、サウジ精製(Saudi Refining Co. :SRI)との合弁で 1988 年に設立したスターエンタープライズ(Star Enterprise)に譲渡した。さらに 10 年後の 1998 年には、同社の事業をテキサコ、SRI およびシェル(Shell)と新たに設立したモティバ(Motiva)に、また米国中西部の下流事業をシェルとの合弁にて設立した Equilon に譲渡したが、最終的にシェブロンに買収されることとなった。
このように異なった生い立ちを持つ両社ではあるが、1936 年のテキサコによるアラムコへの資本参加、およびアジア、アフリカ地区における石油下流事業を各々 50 %出資した合弁企業であるカルテックス(CALTEX)により展開するなど関係は深かった。合併後も、アジア、アフリカ地区ではカルテックスブランドにて事業展開している。合併後の規模は石油ガス埋蔵量、生産量ベースで米国内 2 位、世界でも 4 位の規模である。
しかしながら、メジャー同士による合併ではあったが、いわゆるスーパーメジャーと呼ばれるエクソンモービル、ロイヤルダッチシェル、BP との格差は大きく、また、同社が保有する原油、天然ガス埋蔵量は他のメジャーに比較して原油の比率が高く、天然ガスの生産についても今後の生産量低下が予想される米国に集中しているため、それらの改善が懸案であったが、2005 年 4 月、メキシコ湾、アジアに豊富な天然ガス資産を保有している米独立系企業であるユノカル(UNOCAL)の買収に基本的に合意した。買収金額は総額 164 億ドル(ユノカル 1 株につき 65 ドル)であった。ユノカルはアジア、メキシコ湾、およびカスピ海沿岸を中心に資産を所有しており、この買収によりシェブロンの埋蔵量は 2004 年末対比+15 %、ガスで+5 %、合計で+17.6 億 BOE(バレル石油換算)の 130 億 BOE となる見込みである。

(ICEP、2006 年 3 月)