ページ番号1001975 更新日 平成30年2月16日

LNG 引き取り数量柔軟性lng ひきとりすうりょうじゅうなんせい
英語表記
Volume Flexibility
分野
その他

LNG の年間契約数量に対する増減許容範囲。
LNG 売買の多くは複数年にまたがる長期契約で取り引きされており、その引き取り数量は LNG 契約中のテイク・オア・ペイ条項等によって規定されているため、一般に数量の引き取り柔軟性に欠けるとされる。ただし、LNG 契約は、基準となる年間契約数量(ACQ)に対して一定の幅で引き取り数量を増減出来ることを規定しているものが多いとされ、その引き取り数量において一定の柔軟性を有している。LNG の年間契約数量(ACQ)に対して、LNG 買主が削減出来る権利また数量を下方削減許容量(DQT: downward quantity tolerance)と呼び、一般的に年間契約数量(ACQ)からこの下方削減許容量(DQT)を減じたものがテイク・オア・ペイの適用基準量とされる。一方、LNG 買主が年間契約数量以上に引き取る権利また数量を増加許容量(UQT: upward quantity tolerance)などと呼ぶ。
規制緩和の進展などに伴い、買主の LNG 需要は変動する可能性もあることから、これらの引き取り数量柔軟性の重要性は増している。なお、LNG の引き取り数量は、LNG のスポット調達を含む短期契約等によっても柔軟性を確保出来るが、LNG 売買の多くが長期契約に基づく売買であること、スポット調達がその時期の需給状況・市況によって左右され不確実性があることなどから、長期契約における引き取り数量柔軟性の重要性が高いと言える。

(徳原 透、2006 年 8 月)