ページ番号1001989 更新日 平成30年2月16日

MARPOL 条約marpol じょうやく
英語表記
MARPOL Treaty
分野
その他

1973 年の船舶による汚染の防止のための国際条約及び同条約に関する 1978 年の議定書の呼称。
海洋の油濁防止に関する国際条約は、1954 年条約に始まり数度の改正を経て 1969 年改正条約となったが、その後のタンカーの大型化、有害液体物質の海上輸送の増大に伴ってさらに包括的な国際条約の必要性が広く認識され、これを受けて 1973 年 11 月に 73 年国際海洋汚染防止条約( 73 MARPOL )が採択された。
この条約は非持続性油、ケミカルなどバラ積みの有害液体、包装された有害物質、更に船内で生じる汚水、汚物、廃棄物など船舶からの一切の海洋汚染源の排出を規制しようとしたものであったがその厳しい規制内容のゆえに各国の批准が遅れていた。1976 年米国沿岸でタンカーによる大規模な油流出事故が相次いで発生し、その結果 73 MARPOL 条約の早期発効とタンカーの海洋汚染防止のための構造、設備規制の一層の強化を骨子とした 73 年条約の議定書( 78 Protocol )が 1978 年に IMCO(現 IMO )で採択された。この 73 年条約と 78 年議定書は 73/78 MARPOL 条約として 1983 年 10 月 2 日発効した。73 年条約の規制内容に加え、一定タンカーへの分離バラスト・タンク、クリーン・バラスト・タンク、原油洗浄装置の義務付け、船舶の構造、設備の検査及び海洋汚染防止証書の交付など特にタンカーに厳しい規制を課している。